最強最高の相棒
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今、赤井は大学院生の沖矢昴として組織を追っていた
ジョディ達はあの日、赤井秀一は死亡してしまったと思っている
まぁ、自分がそうさせているのだが
現在沖矢は日本で初、連続狙撃事件かと騒がれている事件に動いている
この事件の狙撃犯人に間違いないケビンヨシノはベルツリータワーの所からターゲットのウォルツをライフルで狙いを定めて撃ったがコナンのキック力増強シューズ&サッカーボールで失敗しコナンを狙い撃ちしていたら、突然ケビンの額と右腕から血が流れる
「チッ……仕留められなかったか……加奈なら必ずあの場で押さえていただろうな?」
展望台の中でまだ諦めていなかったケビンは、暗闇の中で弾丸を連射している
展望台の中には蘭に園子に少年探偵団4人にジョディやキャメルがいて人質にとられた歩美ちゃんを救出しようとしてる
沖矢まだチャンスはやってくると浅草スカイコートの場所でライフルを構えスコープで狙いを定めていると
一発の弾丸が展望台から蘭とその背後に迫るヨシノのマシンガンを持つ右腕に命中した
その間にコナンが蹴った花火ボールの光が夜空に咲く
この出来事に沖矢とコナンは一体誰がと?混乱する
ヨシノは蘭の拳と蹴りで捕らえられた
「確かあの弾丸はコナン君がいた場所から放たれた弾丸……だがあそこからの狙撃は不可能なはず……………!!?いや、たった一人だけそれを、可能にできるスナイパーがいるとすれば、私が知る人物はただひとり!!?」
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「ヨシノを狙撃したのは間違いなく昴さんじゃない!なら誰が……あの弾丸は間違いなくウォルツさんがいたあの場所からで」
コナンも沖矢同様、謎を解き明かそうとしていた
ウォルツさんがいた場所へと目を向けようとしたコナンに声がかかる
『ボウヤ、足は大丈夫?』
「え?……!!?あ、お姉さんは確か!」
『なぁ~に?お姉さんのこと知ってるのボウヤ?』
ニヒルを浮かべ、ライフルを背負った女性は杯戸病院でずっと昏睡状態だと言っていた赤井さんの先輩で師匠で彼が認めた相棒……尚且つ彼が想いを寄せている超が付くほど凄腕狙撃者FBI捜査官三浦加奈さんだった
「うん、知ってるよ!目が覚めて良かったよ!……それより、えっと赤井さんには会っているの?」
『秀?……いや会ってないよ?だってアイツ、死んだんだろ?仲間から聞かされたww』
「!?(え?そっか今は赤井さんは死んでることになっているんだよな?でもなんで、笑ってるんだこの人!?)」
笑顔のまま応える彼女にコナンは苦そうな顔をする
『実はお姉さん昨日、目が覚めたんだよね?まさか5年間も寝てたなんてな?そっちも吃驚だが、狙撃の腕が落ちてない自分の方が一番吃驚こいたわww……で、なんか黒の組織だけ?そいつらを捕まえるためにボウヤも力を貸してくれてるんだってな?』
「うん。……ねぇ、お姉さんは赤井さんのことどう思っているの?どうして赤井さんが死んだのに笑っていられるの?」
聞いた途端、加奈は無表情の顔をして口を瞑ったが、すぐに口角をあげて笑った
『生きてるかも知れないと思ったからかな?』
「え?」
『なんかさ、懐かしいロングレンジの狙撃を見ちゃってさ。目が覚めて仲間から秀が死んだと聞かされた時、実はいっぱい泣いたんだ。約束したのに私に腕の成果を見せる前に亡くなるなんてな。まったく酷い弟子だ……あ、もし秀が生きていたら私が泣いてたこと内緒な?』
コナンはコクりと頷いた後に気づく、視線を加奈の背後………建物の中、ドア前にいる人物を見た
その近くで隠れて聞いていた赤井秀一こと沖矢昴がその事実を耳にしていたことに気付かずに
「コナンくん…足は大丈夫ですか?」
「昴さん………」
『!?…誰?………あれ?コナンくん、あの人ライフルなんか持ってるんだけど?銃刀法違反で警察に突き出してもいいよね?』
「貴女だって持っているではありませんか?」
『私は、いいのよ。何、貴方も警察関係の人?………なら銃の所持はいいか。』
一人で納得している彼女に昴はコナンくんに、この建物の下に車があるから後で送っていくよと言うと、コナン君は頷いて赤井と加奈を二人きりにさせてあげた
『あれ?ボウヤは??』
「コナン君なら私の車に、良かったら貴女も一緒に送りましょうか?」
『遠慮するわ。………ねぇ?浅草スカイコートで、狙撃してたのって貴方?』
「……ええ、私です。見ていたのですか?どうでしたか私の狙撃は………」
『凄いと思うわ。あそこからのロングレンジは私か、腕をあげた秀しかいないから………と思ったんだけど、もうひとりいたのね?昴……だっけ?貴方…私の弟子にならない?』
「!??………それはどういう…意味ですか?」
加奈の言葉に眉間にシワを寄せる
だが…
うしろ姿の彼女に、顔は見えないが昴はいつもの細目を見開く
加奈の体が震えていたのだ
『私にとって大切な弟子が亡くなっちゃたんだよね?私が呑気に寝てる間にさ?まだアイツの狙撃の腕前を評価してないのに……まだまだ教えたいことがあるのに………それに伝えたいことだってあったのに………--ッッッッ…しゅーの馬鹿野郎------!!?』
「!!!?」
突然、両手を口元に添えて赤井の馬鹿野郎と叫んだ後に泣き崩れたのだ
言葉にならない泣き声が彼女の悲痛を語っている
『--ッッ、秀……私は、お前を愛していたんだよ。可愛い弟子としてじゃない…異性として好きになっていたんだ。--ッッ………もし、伝えていたら、どんな返事が返っていたんだろうな?きっと失望して…「そんなわけないだろう?俺も加奈を愛してる」え?……』
もう聞くことのないあの低い声が耳元で囁かれて、自分の体を抱き締めている人物に加奈は涙腺を残したまま振り向いた
そこには赤井ではなく沖矢昴で、加奈の頭には、クエスチョンマークが飛び回っていたが
「加奈……」
『!!!?しゅ…ぅ、秀…なの……』
「ああ……-ッッ、まったく、いつまで寝てたんだ……お前は」
スッと沖矢は眼鏡をはずして左手を加奈の頬に添えて
『んんぅ!!?--ッッ、……ハァッ、秀…////』
突然のキス
加奈はまさか赤井も自分を好きだなんて信じられなくて涙を再び流す
きっと赤井は自分のことを師匠という存在感があるだけだと思っていたから
「まだ俺はお前のもとに帰って来れないが…待っててくれるか?待ってくれるよな?ずっと目を覚まさないお前を俺は待ち続けたんだから」
『!!?……--ッッ、ぅん!!』
赤井は加奈の涙を拭い、いつも口にする彼女の口癖……もう自分の口癖にもなっているあの言葉を告げた
「そんな顔をするな?」