第3章 試練の山のミストドラゴン
「昔、自分が何なのか悩んでいた時期があってね。陛下……バロン王に拾われる前の記憶がないからね。僕がどこから来たのか、いったい何者なのか、誰も知らない…。そんな時、彼と出会ったんだ。自分をしっかり持ったカインは、4つの僕には眩しすぎて…、何より憧れた」
歩きながら、セシルは語る。
「それ以来、もう気にしなくなったんだ。たとえ何者だろうと、どこから来ようと、自分は自分なんだから。カインと一緒なら強くなれる。…だから、彼は……カインは……唯一無二の…、"親友"だ。だからこの命に代えても助けたい」
語りながら、セシルは静かに微笑んでいる。
「ふーん。そっか」
パロムはそんなセシルの想いの大きさを感じ取ったようだった。
話をしているうちに、一行はゾットの塔の前へとたどりついていた。
敵の本拠地だというのに、どこか神秘的さすら感じるこの塔。
ここに、ゴルベーザとカインがいるのだ。
「ーーーさあ、皆、行こう!!」
「ええ!」
「おう!」
「はい!」
四人は、決意の顔で塔の中へと足を踏み入れた。
歩きながら、セシルは語る。
「それ以来、もう気にしなくなったんだ。たとえ何者だろうと、どこから来ようと、自分は自分なんだから。カインと一緒なら強くなれる。…だから、彼は……カインは……唯一無二の…、"親友"だ。だからこの命に代えても助けたい」
語りながら、セシルは静かに微笑んでいる。
「ふーん。そっか」
パロムはそんなセシルの想いの大きさを感じ取ったようだった。
話をしているうちに、一行はゾットの塔の前へとたどりついていた。
敵の本拠地だというのに、どこか神秘的さすら感じるこの塔。
ここに、ゴルベーザとカインがいるのだ。
「ーーーさあ、皆、行こう!!」
「ええ!」
「おう!」
「はい!」
四人は、決意の顔で塔の中へと足を踏み入れた。