第3章 試練の山のミストドラゴン
ミストドラゴンは、冷たい息を四人に向かって吐き出した。
「シェル!」
それをポロムがバリアを張り防ぐ。
その間にローザが矢を弓につがえ、シェルのバリアが消えた瞬間に力強く放った。
しかし貫通するかというギリギリのところでミストドラゴンは霧に姿を変えてしまった。
矢は霧の中を通り抜けて行った。
「霧に変わった…?!」
ローザは目を見開いた。
「………まだだ。皆、まだじっと耐えるんだ」
セシルは真剣な顔で霧を見つめている。
霧がもとのミストドラゴンの姿になった瞬間、
「今だ!」
セシルは叫んだ。
「サンダー!!」
パロムがミストドラゴンに激しい落雷を落とした。
ミストドラゴンはパロムに反撃せんとするが、
「ブリンク!」
ポロムがパロムの回避率を上げ、それと同時にパロムはミストドラゴンの攻撃をよける。
「はあああっ!!」
一瞬、ミストドラゴンに隙が生じたのを見逃さず、セシルはミストドラゴンに渾身の一撃を放った。
すると、ミストドラゴンは地に倒れ、その姿は霧となって消えてしまった。
その場に静寂が訪れる。
「倒した…のかな?」
セシルが剣を鞘に収めながら言った。
「きっとそうね。先へ進みましょう」
ローザがうなずいた。
試練の山を出て、ゾットの塔へ向かう道すがら、パロムはセシルに尋ねた。
「なあ、どうしてあんちゃんはそんなにもゴルベーザにさらわれた友達を助けたいんだ?なんで命をかけてまで助けたいんだよ?」
「うん…。そうだね。あんなにも誇り高い人を見たことがなかったからかな」
セシルはどこかなつかしそうに語り始めた。
「シェル!」
それをポロムがバリアを張り防ぐ。
その間にローザが矢を弓につがえ、シェルのバリアが消えた瞬間に力強く放った。
しかし貫通するかというギリギリのところでミストドラゴンは霧に姿を変えてしまった。
矢は霧の中を通り抜けて行った。
「霧に変わった…?!」
ローザは目を見開いた。
「………まだだ。皆、まだじっと耐えるんだ」
セシルは真剣な顔で霧を見つめている。
霧がもとのミストドラゴンの姿になった瞬間、
「今だ!」
セシルは叫んだ。
「サンダー!!」
パロムがミストドラゴンに激しい落雷を落とした。
ミストドラゴンはパロムに反撃せんとするが、
「ブリンク!」
ポロムがパロムの回避率を上げ、それと同時にパロムはミストドラゴンの攻撃をよける。
「はあああっ!!」
一瞬、ミストドラゴンに隙が生じたのを見逃さず、セシルはミストドラゴンに渾身の一撃を放った。
すると、ミストドラゴンは地に倒れ、その姿は霧となって消えてしまった。
その場に静寂が訪れる。
「倒した…のかな?」
セシルが剣を鞘に収めながら言った。
「きっとそうね。先へ進みましょう」
ローザがうなずいた。
試練の山を出て、ゾットの塔へ向かう道すがら、パロムはセシルに尋ねた。
「なあ、どうしてあんちゃんはそんなにもゴルベーザにさらわれた友達を助けたいんだ?なんで命をかけてまで助けたいんだよ?」
「うん…。そうだね。あんなにも誇り高い人を見たことがなかったからかな」
セシルはどこかなつかしそうに語り始めた。