序章

竜の口より生まれしもの

天高く舞い上がり

闇と光を掲げ

眠りの地に更なる約束を齎さん

月は果てしなき光に包まれ

母なる大地に大いなる恵みと

慈悲を与えん

されど、束の間の休息なり

その月は自らの光を求めて

更なる旅に導かれん

同じ血を引く者の一人は月に

一人は母なる星に

時の流れがその者たちを引き離さんーーーー
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