序章~We lived,and what was prohibited!~
ヘルデウスは物も言わず、右手を前に翳し黒い闇の魔力の玉を放った。
『!!!!!!』
マナの女神も、魔力を放ちそれを相殺した。
それによって爆発が起こるが、その中をヘルデウスは突っ込んできた。
驚いているまもなく、マナの女神は脇腹に蹴りをくらってしまう。
『ぐっ…!!』
患部を押さえて体勢を整え直している間にも、ヘルデウスは両手に魔力を溜めていた。
その魔力は、巨大な槍の形に形成されゆき……、
「――サイスグランツ!!」
マナの女神とエステレラ、二人に一本ずつ同時に向かってゆく。
ここで全ての魔力を使い果たそうとも、貫かれるわけにはいかない!!
エステレラは全身全霊の力をこめて、聖なる巨大な盾を作り出した。
「は…じ…けええええええええええええッ!!!!!!!!」
盾は二人を守り、闇の槍を弾いた。
しかしそれはサタン達を貫通せず、ベルフェーゴルによって盾ごと消された。
「――…ディオセレム、グランス…!」
はっと気が付いた時には、ヘルデウスは黒き剣を手に前にいた。
その刹那、嵐のようにマナの女神に斬りかかる。
闇の魔力で作り出された剣の猛攻を、相手の目を見てよける方向を見定めながら、マナの女神は悟った。
もう彼は、自分に情け容赦をしていない。
この圧倒的な強さが物語たっている。
ならば自分も………!!
『あなたに、全力であたります!!!』
マナの女神の周囲に、どんどん絶大な魔力が広がりゆく。
「来い!!!」
同じくヘルデウスも、魔力を膨れ上がらせた。
"聖"と"闇"の魔力が、どこまでも溢れ、広がり、そして―――――。
大きな玉となりぶつかりあった。
「お…おおおおおお!!!!!」
『あああああああ!!!!』
打ち負かしたのは、"聖"の魔力だった。
その魔力は竜太郎やサタン達全員を包み…、己の真下にぽっかり現れた暗闇の空間へと落雷のように激しく突き落とした。
「なッ……?!!こ、これは…!!」
ルシファーが下方を見た。
だが、底が暗くて見えない。
「イヤアアッ!!」
得体の知れぬまっ暗闇の底へ落とされる恐怖から、ベルゼバブが真っ青で悲鳴をあげた。
「貴様、何を?!!」
ヘルデウスは、落下しながら上を見る。
かつての恋人と友人は、哀しい目をしてこちらを見ていた。
『!!!!!!』
マナの女神も、魔力を放ちそれを相殺した。
それによって爆発が起こるが、その中をヘルデウスは突っ込んできた。
驚いているまもなく、マナの女神は脇腹に蹴りをくらってしまう。
『ぐっ…!!』
患部を押さえて体勢を整え直している間にも、ヘルデウスは両手に魔力を溜めていた。
その魔力は、巨大な槍の形に形成されゆき……、
「――サイスグランツ!!」
マナの女神とエステレラ、二人に一本ずつ同時に向かってゆく。
ここで全ての魔力を使い果たそうとも、貫かれるわけにはいかない!!
エステレラは全身全霊の力をこめて、聖なる巨大な盾を作り出した。
「は…じ…けええええええええええええッ!!!!!!!!」
盾は二人を守り、闇の槍を弾いた。
しかしそれはサタン達を貫通せず、ベルフェーゴルによって盾ごと消された。
「――…ディオセレム、グランス…!」
はっと気が付いた時には、ヘルデウスは黒き剣を手に前にいた。
その刹那、嵐のようにマナの女神に斬りかかる。
闇の魔力で作り出された剣の猛攻を、相手の目を見てよける方向を見定めながら、マナの女神は悟った。
もう彼は、自分に情け容赦をしていない。
この圧倒的な強さが物語たっている。
ならば自分も………!!
『あなたに、全力であたります!!!』
マナの女神の周囲に、どんどん絶大な魔力が広がりゆく。
「来い!!!」
同じくヘルデウスも、魔力を膨れ上がらせた。
"聖"と"闇"の魔力が、どこまでも溢れ、広がり、そして―――――。
大きな玉となりぶつかりあった。
「お…おおおおおお!!!!!」
『あああああああ!!!!』
打ち負かしたのは、"聖"の魔力だった。
その魔力は竜太郎やサタン達全員を包み…、己の真下にぽっかり現れた暗闇の空間へと落雷のように激しく突き落とした。
「なッ……?!!こ、これは…!!」
ルシファーが下方を見た。
だが、底が暗くて見えない。
「イヤアアッ!!」
得体の知れぬまっ暗闇の底へ落とされる恐怖から、ベルゼバブが真っ青で悲鳴をあげた。
「貴様、何を?!!」
ヘルデウスは、落下しながら上を見る。
かつての恋人と友人は、哀しい目をしてこちらを見ていた。