「ねぇ、エステレラ‥
あ、今は伝来ハカセか」
「ん？」
「エステレラの時はマジメなのに、なぜハカセの時はそんなに陽気なの？」
と、あゆむ。
「うん、テンションがアダムくんに超近いよね。」
「Oh･No！しつれーだなぁシアンちゃん、ボクはあんな騒がしくないさ！
もっと上品じゃないか？」
「…上品という言葉に謝れなのである」
投げ掛けられたその質問に、伝来ハカセはケラケラと笑って答えた。
「あははっ、あゆむってば地味な質問するなあ☆
だって初めてマナの一族と対面する時はこの姿なんだし、ちっちゃくて無邪気なほうが子どもって油断す・・・心を開いて頼ってくれるじゃないか＾＾☆」
「「「…………」」」
皆一斉に黙り、変な沈黙が流れる。
「マナの女神…世界征服狙っとんのって、サタンやのーてこいつなんやないんですか」
『まぁ、エディオニールったらジョークが上手ですこと。ウフフ』
とんでもない腹を隠した策士天使と、それを眺め笑っていられる全てを司る女神……。
真の脅威はこのお偉いさん達ではないのかと、思わず感じてしまうマナの一族達とチョルくんであった。