第3章 精霊達の使命
「次は我が輩であるね」
ふわふわした赤毛の、白いマントと帽子の少年が、キリリと生真面目そうに前に出た。
「初代学者、ユーエスエイ区域とアムール区域がハーフ、外見年齢9歳イリスェント・ガル・ラ・オルデシアである!」
きびきびと赤毛の少年、イリスェントは自己紹介した。
「イリスェントさんは、とても真面目そうですね。あなたの子孫のコルバ・ダズです」
「うむ、よく言われるのである。我が輩も、コルちゃんと呼んでいいであるか?よろしくなのである。君の事は、前もって知ってたのである」
「もちろんです、イリスェントさん」
コルちゃんはニコッと笑んだ。
「……さて。汝ら3代目の今後のすべきコトはまず、それぞれの持つチカラをみがくコト。
我々先祖が、この天上界で指導をするので心しておくように」
マオが冷静沈着な声で言った。
「――コホン!当然知ってるとは思うけど、一応能力をおさらいするのであるっ。
“ウォークマスター”は、疲れを知らない俊敏な動きと果てしない体力を持つ者。
“方角師”は、どんな方角でも瞬時に見極める事ができる者。集中力や精神力なんかはナンバーワンなのである。
“巫女”は、神秘的なチカラに優れ、多種多様な魔術を得意とする者。マナの精霊のなかでは、いちばん神に近き能力者とされてるのである。
“格闘家”は、全ての格闘技を己がモノとした猛者…、努力と才能次第では魔術も駆使できるようになるのであるね。
そして我が輩やアダム、そしてコルちゃんのチカラ“学者”は、あらゆる知識を持つ者。初めて見る学問の難題でも、スラスラと答えが出せるほどの能力を持ちえるのである」
イリスェントの説明に、3代目の5人は感じた。
自分達のチカラは、自分達の思っていた以上に大きなモノなのだと。
それは、使い方次第で、人を救うすべにも全てを破壊する脅威にもなりうる強大なチカラ。
ふわふわした赤毛の、白いマントと帽子の少年が、キリリと生真面目そうに前に出た。
「初代学者、ユーエスエイ区域とアムール区域がハーフ、外見年齢9歳イリスェント・ガル・ラ・オルデシアである!」
きびきびと赤毛の少年、イリスェントは自己紹介した。
「イリスェントさんは、とても真面目そうですね。あなたの子孫のコルバ・ダズです」
「うむ、よく言われるのである。我が輩も、コルちゃんと呼んでいいであるか?よろしくなのである。君の事は、前もって知ってたのである」
「もちろんです、イリスェントさん」
コルちゃんはニコッと笑んだ。
「……さて。汝ら3代目の今後のすべきコトはまず、それぞれの持つチカラをみがくコト。
我々先祖が、この天上界で指導をするので心しておくように」
マオが冷静沈着な声で言った。
「――コホン!当然知ってるとは思うけど、一応能力をおさらいするのであるっ。
“ウォークマスター”は、疲れを知らない俊敏な動きと果てしない体力を持つ者。
“方角師”は、どんな方角でも瞬時に見極める事ができる者。集中力や精神力なんかはナンバーワンなのである。
“巫女”は、神秘的なチカラに優れ、多種多様な魔術を得意とする者。マナの精霊のなかでは、いちばん神に近き能力者とされてるのである。
“格闘家”は、全ての格闘技を己がモノとした猛者…、努力と才能次第では魔術も駆使できるようになるのであるね。
そして我が輩やアダム、そしてコルちゃんのチカラ“学者”は、あらゆる知識を持つ者。初めて見る学問の難題でも、スラスラと答えが出せるほどの能力を持ちえるのである」
イリスェントの説明に、3代目の5人は感じた。
自分達のチカラは、自分達の思っていた以上に大きなモノなのだと。
それは、使い方次第で、人を救うすべにも全てを破壊する脅威にもなりうる強大なチカラ。