第2章 "3代目"の集結
――無事に、2代目のマナの一族に会えるといいね?
――あとは、彼らに教えてもらって!
――僕も、必ず後でチカラになるから?
――信じてるからね、皆のチカラを!
伝来ハカセはそう言って旅に出したが、エディはどうもスッキリしない気持ちだった。
「どうしたのよ?エディ。
よそ見してないで行くわよ?」
「あ、すまんすまん」
エディは研究所のほうを見ていたが、みほに注意され前に向き直る。
「まったく、しっかりして頂きたいものですわね。
わたくし達の地図代わりなのですから」
「おおいっ、イルカ!!別に道案内はかまへんが、もうちょい言い方があるやろ!!」
「イルカさんたら…」
「あははー。賑やかだ~」
エディは皆と騒ぎながら、心の靄を振り切る。
そうだ、自分は何を懐疑していたのだろう。
伝来ハカセが何者かだなんて、
自分達と同じ、天上界の関係者なのではないか
“人”ではないのかなんて、
ある種の、自分達以上の能力の持ち主なのではないかなんて―――‥‥‥。
彼はどう見ても、マナ一族でもない普通の子供じゃないか。
そう、エディは自分に言い聞かせた。
――あとは、彼らに教えてもらって!
――僕も、必ず後でチカラになるから?
――信じてるからね、皆のチカラを!
伝来ハカセはそう言って旅に出したが、エディはどうもスッキリしない気持ちだった。
「どうしたのよ?エディ。
よそ見してないで行くわよ?」
「あ、すまんすまん」
エディは研究所のほうを見ていたが、みほに注意され前に向き直る。
「まったく、しっかりして頂きたいものですわね。
わたくし達の地図代わりなのですから」
「おおいっ、イルカ!!別に道案内はかまへんが、もうちょい言い方があるやろ!!」
「イルカさんたら…」
「あははー。賑やかだ~」
エディは皆と騒ぎながら、心の靄を振り切る。
そうだ、自分は何を懐疑していたのだろう。
伝来ハカセが何者かだなんて、
自分達と同じ、天上界の関係者なのではないか
“人”ではないのかなんて、
ある種の、自分達以上の能力の持ち主なのではないかなんて―――‥‥‥。
彼はどう見ても、マナ一族でもない普通の子供じゃないか。
そう、エディは自分に言い聞かせた。