エピローグ~新たなる世界~
「ホントに!?良かったぁ。
ドン引きされるかと思った……。
あたし達、いい友達になれそうね!!」
「あははっ、そうですね!
今度ぜひ、私のサロンにいらして下さい!」
「いいわよ!サロンなんて未知の世界だけど!!」
「おーい。僕を置いてきぼりにしていちゃつかないでくれませんかー?」
ハカセの呟きに、二人とも赤面する。
「ねえ、エディ。せっかくなんだし、出会いの記念に彼女に何か1曲プレゼントしたら?」
「そうですね!!よ~し、では聖書の“MANA”の世界でもテーマにした曲でも弾いちゃおっかな!」
「えースゴーイ!!
そんなの作れちゃうの!?
あたしそっちの宗教の人ではないけど、楽しみ!」
みほはわくわくと目を輝かせた。
「お気に召して頂けるよう、いい演奏をしますね!
ハカセ、行こう?」
「うん!ピアノのある部屋はこっちだよ!!」
「やった~!」
「聴こえる…。エディオニール君の音楽だ」
人知を超えた美しい世界に浮かぶ神殿で、ミカエルはそっと眼を閉じ安らぎに浸る。
彼には、確かに聴こえているのだ。
少年の奏でるピアノの音色が。
前世と変わらない、優しく神秘的で癒される音楽。
今の彼は、前世の記憶などない。
だが確かに、約束を守っていたのだ。
新たなる世界で、ピアニストになり天まで音楽を届けるという約束を。
“みんな繋がってるんよ。
みんなで世界を動かすんよ”
「…みんなで動かそう。
これからも、いつまでも」
幸福の音色の中で、ミカエルは希望を創り出す。
生きよう、これからも。
Fin.
ドン引きされるかと思った……。
あたし達、いい友達になれそうね!!」
「あははっ、そうですね!
今度ぜひ、私のサロンにいらして下さい!」
「いいわよ!サロンなんて未知の世界だけど!!」
「おーい。僕を置いてきぼりにしていちゃつかないでくれませんかー?」
ハカセの呟きに、二人とも赤面する。
「ねえ、エディ。せっかくなんだし、出会いの記念に彼女に何か1曲プレゼントしたら?」
「そうですね!!よ~し、では聖書の“MANA”の世界でもテーマにした曲でも弾いちゃおっかな!」
「えースゴーイ!!
そんなの作れちゃうの!?
あたしそっちの宗教の人ではないけど、楽しみ!」
みほはわくわくと目を輝かせた。
「お気に召して頂けるよう、いい演奏をしますね!
ハカセ、行こう?」
「うん!ピアノのある部屋はこっちだよ!!」
「やった~!」
「聴こえる…。エディオニール君の音楽だ」
人知を超えた美しい世界に浮かぶ神殿で、ミカエルはそっと眼を閉じ安らぎに浸る。
彼には、確かに聴こえているのだ。
少年の奏でるピアノの音色が。
前世と変わらない、優しく神秘的で癒される音楽。
今の彼は、前世の記憶などない。
だが確かに、約束を守っていたのだ。
新たなる世界で、ピアニストになり天まで音楽を届けるという約束を。
“みんな繋がってるんよ。
みんなで世界を動かすんよ”
「…みんなで動かそう。
これからも、いつまでも」
幸福の音色の中で、ミカエルは希望を創り出す。
生きよう、これからも。
Fin.