第2章 "3代目"の集結
「へぇー。よろしくねイちゃん」
「てめえ……
内臓にちゃん付けしてるみたいな呼び方んじゃねえよ」
((!!?))
「できれば、“イルカ”と呼んで頂ける?
うふっ。あだ名って可愛いじゃないの?」
「う…うん、ごめんイルカ……」
(は、腹黒ぇやん……っ)
きょとんと一連を見守っているミンウ以外、悟った。
そう、彼女は、
イルカは………。
「超二重人格ですね」
((言っちゃったーーー!!!ザ★天然ボーイッ)
この時みほとエディは、天然ボーイことミンウの死を覚悟した。
イルカの綺麗な笑顔に影がかかる。
「てめえ…
いい加減…」
掌には、魔力が。
「ちょっとはそのニヤケ面やめんか――――っ!!
――――“気功玉(サイギョクハ)”!!!!」
巨大な魔力の塊がミンウに迫る。
だがミンウも、慌てず片手から同じ技を放つ。
「―――“気功玉(サイギョクハ)”ッ!!」
2つの魔力はぶつかり合い、相殺される。
初めて見るマナ一族の魔法に、みほもエディも瞬きすら忘れ立ち尽くすしか出来なかった。
「まぁ、やるのね、ミンウさん。あのような魔力を放てる格闘家なんて、マナ一族初めてよ」
発散し気が済んだのか、イルカはまたもとのはた目からみれば上品な笑顔だった。
非常に迷惑である。
「そ、そうなのですか…?」
「ええ、そうよ。本来、魔術を得意とするのは巫女のはずですから。
あなた、素晴らしいわ」
(ちゅーことはこの子、ミンウをぶっ飛ばす気まんまんであの魔法放ったんかいな…)
「(せ、性格はともかくっ!!)初対面の私達を知ってるくらいだから、イルカはきっとすごくチカラのある巫女なのね。
マナ一族についても詳しそうだし!」
「せやな、セ・マニフィック(素晴らしい)!」
エディが母語で感動を表した。
関西弁まじりなので、せっかくのアムール区域の言葉の美しい響きが台無しだが。
「てめえ……
内臓にちゃん付けしてるみたいな呼び方んじゃねえよ」
((!!?))
「できれば、“イルカ”と呼んで頂ける?
うふっ。あだ名って可愛いじゃないの?」
「う…うん、ごめんイルカ……」
(は、腹黒ぇやん……っ)
きょとんと一連を見守っているミンウ以外、悟った。
そう、彼女は、
イルカは………。
「超二重人格ですね」
((言っちゃったーーー!!!ザ★天然ボーイッ)
この時みほとエディは、天然ボーイことミンウの死を覚悟した。
イルカの綺麗な笑顔に影がかかる。
「てめえ…
いい加減…」
掌には、魔力が。
「ちょっとはそのニヤケ面やめんか――――っ!!
――――“気功玉(サイギョクハ)”!!!!」
巨大な魔力の塊がミンウに迫る。
だがミンウも、慌てず片手から同じ技を放つ。
「―――“気功玉(サイギョクハ)”ッ!!」
2つの魔力はぶつかり合い、相殺される。
初めて見るマナ一族の魔法に、みほもエディも瞬きすら忘れ立ち尽くすしか出来なかった。
「まぁ、やるのね、ミンウさん。あのような魔力を放てる格闘家なんて、マナ一族初めてよ」
発散し気が済んだのか、イルカはまたもとのはた目からみれば上品な笑顔だった。
非常に迷惑である。
「そ、そうなのですか…?」
「ええ、そうよ。本来、魔術を得意とするのは巫女のはずですから。
あなた、素晴らしいわ」
(ちゅーことはこの子、ミンウをぶっ飛ばす気まんまんであの魔法放ったんかいな…)
「(せ、性格はともかくっ!!)初対面の私達を知ってるくらいだから、イルカはきっとすごくチカラのある巫女なのね。
マナ一族についても詳しそうだし!」
「せやな、セ・マニフィック(素晴らしい)!」
エディが母語で感動を表した。
関西弁まじりなので、せっかくのアムール区域の言葉の美しい響きが台無しだが。