第17章 幸せをありがとう
「さあ!決着の時だ!!」
ルシファーが、そしてベルゼバブ、ベルフェーゴル、アスデモスがバッと手を前に出すと、それに呼応しハエ騎士団全員が漆黒の槍を構える。
それに後れを取らず、マナ一族も身構えた。
シーンと凍り付くような空気が流れる。
「「「「全軍出撃ーーーーー!!!!!!」」」」
四天王の叫びと共に、ワアッとハエ騎士団の兵達が向かってくる。
「背水の陣の状態では、仲間に気を配っていたら殺られる!!
何かない限りは、自分の戦いに集中するのである!!」
「まさに、四面楚歌ですね……っ!」
イリスェントが仲間達に叫びながら、アサルトライフルを発砲してゆく。
マナも、魔力の塊を放ちながら覚悟を決めた。
「やあああああっ!!」
「はあああっ!!」
「たああああっ!!」
ミンウ、マオ、タオはそれぞれ敵陣に自ら突っ込み、拳を、蹴り技を放ってゆく。
格闘する為に女神により創られ恐れず全力を出した彼らの前では、単なるサタンの兵など敵わない。
「ッ……野郎!!」
「自分の相手はこっちやで!!」
シアンの背を貫こうとしたサタンの槍を、エディが光の剣で受け止める。
「背中から襲うなんて、紳士としてどうかと思うで?」
「ありがとう!!エディくん!!
そっちは頼んだよっ!!」
エディに叫びながらシアンは、サタンの海の中に駆け出した。
手には、中国刀を握り締めて。
イルカ、マナ、ヒミコが放つ魔力に次々とサタンが巻き込まれゆく中、シアンが、ホトが、エディが一心不乱に剣を振るう。
マオが、タオが、ミンウが、サタンを身軽な動きで翻弄し、イリスェントが、アダムが連続射撃で制す。
「ただ闇雲に戦うんじゃあダメ!!
もっと攻め方を変えるの!!」
ベルゼバブが叫んだ。
「攻め方……。そうか。それっす!」
ベルフェーゴルが、アスデモスと目を合わせ互いに頷く。
そして、アスデモスが指示を出した。
「“巫女”、“格闘家”以外を集中的に狙いな!!そいつらのほうが魔法の使い方も格闘技術もない!!」
その指示のままに、みほ、あゆむ、チェン、コルちゃんにサタンの集中攻撃がかかる。
しかしチェンは、慌てず叫んだ。
棍棒を片手に、無駄のない動きで攻撃を回避しながら。
「あゆむに右から、みほに南西から攻撃が来る!!
コルちゃんには北東・西南西から魔術が放たれる!!」
「オッケー!!」
「任せてよっ!!」
あゆむ、みほは次々と攻撃を回避し、瞬発力を生かし敵の懐に飛び込んでゆく。
そして、渾身のパワーをこめてみほはメイスを、あゆむは鍬を振りかざし一撃一撃叩き込む。
「あの首にコブラ巻いたふざけたガキを狙え!!あのガキは丸腰だ!!」
「よし!!」
「あいつを狙えーっ!!」
コルちゃんに向かい、次々と魔術が放たれる。
「わたし、ふざけてません!!マハラジャちゃんは相棒です!!」
だがコルちゃんは、サタンの魔法が届く寸前で別の方角に瞬間移動し、それをかわすと同時に次の攻撃に繋げた。
放たれた魔法は、放ったサタンの正面の多数のサタン達を飲み込み消し去った。
刹那、イリスェントがアダムが銃を構える。
イリスェントとアダムは、小さく息を吸い集中するとアサルトライフルとハンドガンを放った。
「「――――はあああああぁッ!!!!!」」
絶え間なく発せられる銃弾の嵐。
その一発一発は確実にサタンの頭や心臓を撃ち抜き、着実に敵を仕留めて行った。
次々減るサタンの軍勢。
とうとう、ハエ騎士団は全滅してしまった。
ルシファーが、そしてベルゼバブ、ベルフェーゴル、アスデモスがバッと手を前に出すと、それに呼応しハエ騎士団全員が漆黒の槍を構える。
それに後れを取らず、マナ一族も身構えた。
シーンと凍り付くような空気が流れる。
「「「「全軍出撃ーーーーー!!!!!!」」」」
四天王の叫びと共に、ワアッとハエ騎士団の兵達が向かってくる。
「背水の陣の状態では、仲間に気を配っていたら殺られる!!
何かない限りは、自分の戦いに集中するのである!!」
「まさに、四面楚歌ですね……っ!」
イリスェントが仲間達に叫びながら、アサルトライフルを発砲してゆく。
マナも、魔力の塊を放ちながら覚悟を決めた。
「やあああああっ!!」
「はあああっ!!」
「たああああっ!!」
ミンウ、マオ、タオはそれぞれ敵陣に自ら突っ込み、拳を、蹴り技を放ってゆく。
格闘する為に女神により創られ恐れず全力を出した彼らの前では、単なるサタンの兵など敵わない。
「ッ……野郎!!」
「自分の相手はこっちやで!!」
シアンの背を貫こうとしたサタンの槍を、エディが光の剣で受け止める。
「背中から襲うなんて、紳士としてどうかと思うで?」
「ありがとう!!エディくん!!
そっちは頼んだよっ!!」
エディに叫びながらシアンは、サタンの海の中に駆け出した。
手には、中国刀を握り締めて。
イルカ、マナ、ヒミコが放つ魔力に次々とサタンが巻き込まれゆく中、シアンが、ホトが、エディが一心不乱に剣を振るう。
マオが、タオが、ミンウが、サタンを身軽な動きで翻弄し、イリスェントが、アダムが連続射撃で制す。
「ただ闇雲に戦うんじゃあダメ!!
もっと攻め方を変えるの!!」
ベルゼバブが叫んだ。
「攻め方……。そうか。それっす!」
ベルフェーゴルが、アスデモスと目を合わせ互いに頷く。
そして、アスデモスが指示を出した。
「“巫女”、“格闘家”以外を集中的に狙いな!!そいつらのほうが魔法の使い方も格闘技術もない!!」
その指示のままに、みほ、あゆむ、チェン、コルちゃんにサタンの集中攻撃がかかる。
しかしチェンは、慌てず叫んだ。
棍棒を片手に、無駄のない動きで攻撃を回避しながら。
「あゆむに右から、みほに南西から攻撃が来る!!
コルちゃんには北東・西南西から魔術が放たれる!!」
「オッケー!!」
「任せてよっ!!」
あゆむ、みほは次々と攻撃を回避し、瞬発力を生かし敵の懐に飛び込んでゆく。
そして、渾身のパワーをこめてみほはメイスを、あゆむは鍬を振りかざし一撃一撃叩き込む。
「あの首にコブラ巻いたふざけたガキを狙え!!あのガキは丸腰だ!!」
「よし!!」
「あいつを狙えーっ!!」
コルちゃんに向かい、次々と魔術が放たれる。
「わたし、ふざけてません!!マハラジャちゃんは相棒です!!」
だがコルちゃんは、サタンの魔法が届く寸前で別の方角に瞬間移動し、それをかわすと同時に次の攻撃に繋げた。
放たれた魔法は、放ったサタンの正面の多数のサタン達を飲み込み消し去った。
刹那、イリスェントがアダムが銃を構える。
イリスェントとアダムは、小さく息を吸い集中するとアサルトライフルとハンドガンを放った。
「「――――はあああああぁッ!!!!!」」
絶え間なく発せられる銃弾の嵐。
その一発一発は確実にサタンの頭や心臓を撃ち抜き、着実に敵を仕留めて行った。
次々減るサタンの軍勢。
とうとう、ハエ騎士団は全滅してしまった。