第14章 いつの日か、皆
「生き延びよ、エディオニール」
「…はい」
「声が小さい!!!」
響く声に、ビクッとみほもエディもジャンヌも肩を揺らす。
エディは姿勢を伸ばし、きりっと表情をひきしめた。
「はい!」
「…よろしい」
レミは僅かに口端を吊り上げた。
今彼は、確かに“父親の顔”をしている。
「…ご立派なお父様ね」
みほは、感じたままに口にした。
エディは父親を褒められた事で、嬉しそうにはにかむ。
「ありがとう、マドモワゼル」
レミもまた、嬉しかったのか微笑を浮かべていた。
その微笑みは、柔和な気品を宿しており、息子の面影をありありと感じさせた。
「最後まで、エディオニールと共にいてやって欲しい。
どうも彼は、貴女が好きらしい」
「えっ…」
「そっ、そんな。いつ言ったんですか!
私が…私がいつ…!」
あわあわと否定しながら、エディは耳まで赤くなる。
「落ち着きなさいよ…」
みほも、同様に赤面していた。
「見ていれば、わかりましてよ。
そのくつろいだ顔、素敵よ」
ジャンヌは、真っ赤なカップルに、微笑ましげにニコニコする。
「エディオニールをよろしくね、みほさん」
「はっ、はい…!お母様!」
「あらまあ…、お義母様、だなんて」
「~~~~っ……。
みほ、もう行こう?」
「そうね。あまり、長居も出来ないでしょうし……。
さようなら、お二人とも」
「それでは、ごきげんよう。
いつまでもお元気で」
微笑み別れの挨拶を済ませると、みほとエディは天上界に姿を消した。
「…お前、完全に遊んでいただろう」
レミは、二人が姿を消した場所を見つめながら呟いた。
「もう会えないのですから、いじりたい時にいじらなかったら後悔しますわ」
「…全く…。このマイペースが」
レミは、呆れつつも微笑む。
「あいつはきっと、母親似だろうな」
「…はい」
「声が小さい!!!」
響く声に、ビクッとみほもエディもジャンヌも肩を揺らす。
エディは姿勢を伸ばし、きりっと表情をひきしめた。
「はい!」
「…よろしい」
レミは僅かに口端を吊り上げた。
今彼は、確かに“父親の顔”をしている。
「…ご立派なお父様ね」
みほは、感じたままに口にした。
エディは父親を褒められた事で、嬉しそうにはにかむ。
「ありがとう、マドモワゼル」
レミもまた、嬉しかったのか微笑を浮かべていた。
その微笑みは、柔和な気品を宿しており、息子の面影をありありと感じさせた。
「最後まで、エディオニールと共にいてやって欲しい。
どうも彼は、貴女が好きらしい」
「えっ…」
「そっ、そんな。いつ言ったんですか!
私が…私がいつ…!」
あわあわと否定しながら、エディは耳まで赤くなる。
「落ち着きなさいよ…」
みほも、同様に赤面していた。
「見ていれば、わかりましてよ。
そのくつろいだ顔、素敵よ」
ジャンヌは、真っ赤なカップルに、微笑ましげにニコニコする。
「エディオニールをよろしくね、みほさん」
「はっ、はい…!お母様!」
「あらまあ…、お義母様、だなんて」
「~~~~っ……。
みほ、もう行こう?」
「そうね。あまり、長居も出来ないでしょうし……。
さようなら、お二人とも」
「それでは、ごきげんよう。
いつまでもお元気で」
微笑み別れの挨拶を済ませると、みほとエディは天上界に姿を消した。
「…お前、完全に遊んでいただろう」
レミは、二人が姿を消した場所を見つめながら呟いた。
「もう会えないのですから、いじりたい時にいじらなかったら後悔しますわ」
「…全く…。このマイペースが」
レミは、呆れつつも微笑む。
「あいつはきっと、母親似だろうな」