第1章 少女の愉快な旅立ち
エディはおそるおそる後ろを振り返る。
するとそこには、巨人のような化け物が唸り声を出し二人を睨み下ろしていた。
「モ、モンスターや!」
ぬおっ?!とエディが後退りした。
「マジ……?こーなったら……!」
なんとみほは、リュックサックから包丁を取り出した。武器にするつもりだろうか。
「マジ……?は、こっちのセリフや!そないなモンで戦えるかいな!おもしろい子やなっ!」
「おもしろいあんたにおもしろい子なんて言われたくないわ!だって、マナのチカラの使い方とか知らないもん!体力しか能がないの今んとこ!エディ、あんたはっ?」
「わいは今んとこ、よけるだけしか能があらへん!」
「この役立たず……てか、来る、来る~!キャアア~!!」
「そんな……って、のああああ!」
二人は覚醒したばかりで応戦する余裕もなく、重い一撃一撃をよける事で精一杯だ。
「どあぁあー!!殺られるでこりゃーっ!!アーメンソーメンヒヤソーメ――ン!」
「ちょっとやめてよ関西外人!」
「関西外人ってなんや……って……」
ハッと気がつけば、今まさに二人に同時に攻撃が振りかかろうとしていたその瞬間だった。
するとそこには、巨人のような化け物が唸り声を出し二人を睨み下ろしていた。
「モ、モンスターや!」
ぬおっ?!とエディが後退りした。
「マジ……?こーなったら……!」
なんとみほは、リュックサックから包丁を取り出した。武器にするつもりだろうか。
「マジ……?は、こっちのセリフや!そないなモンで戦えるかいな!おもしろい子やなっ!」
「おもしろいあんたにおもしろい子なんて言われたくないわ!だって、マナのチカラの使い方とか知らないもん!体力しか能がないの今んとこ!エディ、あんたはっ?」
「わいは今んとこ、よけるだけしか能があらへん!」
「この役立たず……てか、来る、来る~!キャアア~!!」
「そんな……って、のああああ!」
二人は覚醒したばかりで応戦する余裕もなく、重い一撃一撃をよける事で精一杯だ。
「どあぁあー!!殺られるでこりゃーっ!!アーメンソーメンヒヤソーメ――ン!」
「ちょっとやめてよ関西外人!」
「関西外人ってなんや……って……」
ハッと気がつけば、今まさに二人に同時に攻撃が振りかかろうとしていたその瞬間だった。