第10章 統べる者の想い、仕える者の葛藤
「そういえば、さっきエディがイルカとハングル話してるの聞いて思ったんだけどさ。
なんで皆倭区域の言葉話せるの?違う区域の子ばっかりなのに」
「まあ俺達は助かってるからいいんだがな俺達は。
確かに、皆そろってというのも奇跡的すぎるよな」
みほとホトが箸を動かしながら言った。
「うーん……なぜか、無意識に話せてるんですよね…。わたしの場合ですと…」
「ボクもー!学者だからかな?」
「ミートゥーなのである」
「えーっ!!?無意識!?
なにそれ学者うらやましい!!
あたしがどんだけ学校でイングリッシュで苦労したと思ってるのよ!」
いいな――!!!!とみほは叫んだ。
「みほさん、学校行ってたんだ~。僕といっしょですねぇ。
僕の学校は、イングリッシュでなくジャパニーズがあったのですよ。とても役立ってます」
「ミンウ…そうか、君は(あたしと違って)勉強熱心だったのね…」
みほは、薄笑いを浮かべミンウの頭を撫でる。
「オレの場合は、家族が倭区域びいきだったからかなぁ。
家族が趣味でジャパニーズで会話したりしてたから、自然と聞いて覚えたんだよな」
「本当?私んちもそんな感じだったよ♪
倭区域の和な文化とかいいよね~」
「なー☆」
タオとチェンは、ニコニコと仲良く笑いあう。
「ボクは、マオくんから習ったの!
外国語は役に立つから、覚えてみないかって言われてね」
シアンは、自分を指しえへへと笑んだ。
「宰相をしていた頃、外交をするにあたり外国語は必要不可欠であったのでな。
シアンは呑み込みが早いので、どんどん知識を蓄えるべきだと思うぞ」
「マオ~、さらっとスゴい事ゆわんといてーな‥身分の差を感じるわあ」
さらりと言ってのけるマオに、エディは苦笑する。
「…そう言う汝こそ、どうやってジャパニーズを学んだのだ」
「いや、実家で習って…」
「ハングルにジャパニーズに、どんだけ習い事してたんだよお前は!」
「お父様いわく、“語学はたしなみ”らしいで。
とりあえず、なんでも困らへん程度やったら‥‥。」
「お‥‥お父“様”‥‥?
(超似合わねぇ…なんだこの関西人)」
「?どないしたんタオ?思ってた返答と違った??」
「あら、わたくしといっしょね。
わたくしも、実家で語学を習いましたのよ」
たしなみというのには納得ですわ、とイルカは頷いた。
なんで皆倭区域の言葉話せるの?違う区域の子ばっかりなのに」
「まあ俺達は助かってるからいいんだがな俺達は。
確かに、皆そろってというのも奇跡的すぎるよな」
みほとホトが箸を動かしながら言った。
「うーん……なぜか、無意識に話せてるんですよね…。わたしの場合ですと…」
「ボクもー!学者だからかな?」
「ミートゥーなのである」
「えーっ!!?無意識!?
なにそれ学者うらやましい!!
あたしがどんだけ学校でイングリッシュで苦労したと思ってるのよ!」
いいな――!!!!とみほは叫んだ。
「みほさん、学校行ってたんだ~。僕といっしょですねぇ。
僕の学校は、イングリッシュでなくジャパニーズがあったのですよ。とても役立ってます」
「ミンウ…そうか、君は(あたしと違って)勉強熱心だったのね…」
みほは、薄笑いを浮かべミンウの頭を撫でる。
「オレの場合は、家族が倭区域びいきだったからかなぁ。
家族が趣味でジャパニーズで会話したりしてたから、自然と聞いて覚えたんだよな」
「本当?私んちもそんな感じだったよ♪
倭区域の和な文化とかいいよね~」
「なー☆」
タオとチェンは、ニコニコと仲良く笑いあう。
「ボクは、マオくんから習ったの!
外国語は役に立つから、覚えてみないかって言われてね」
シアンは、自分を指しえへへと笑んだ。
「宰相をしていた頃、外交をするにあたり外国語は必要不可欠であったのでな。
シアンは呑み込みが早いので、どんどん知識を蓄えるべきだと思うぞ」
「マオ~、さらっとスゴい事ゆわんといてーな‥身分の差を感じるわあ」
さらりと言ってのけるマオに、エディは苦笑する。
「…そう言う汝こそ、どうやってジャパニーズを学んだのだ」
「いや、実家で習って…」
「ハングルにジャパニーズに、どんだけ習い事してたんだよお前は!」
「お父様いわく、“語学はたしなみ”らしいで。
とりあえず、なんでも困らへん程度やったら‥‥。」
「お‥‥お父“様”‥‥?
(超似合わねぇ…なんだこの関西人)」
「?どないしたんタオ?思ってた返答と違った??」
「あら、わたくしといっしょね。
わたくしも、実家で語学を習いましたのよ」
たしなみというのには納得ですわ、とイルカは頷いた。