第10章 統べる者の想い、仕える者の葛藤
「まあ。美味しい」
「真的~!?太好了~(*>∀<)」
「え…?なんて‥‥?」
エディとミンウが作った韓流ディナーは、イルカに無事喜んでもらえたようだ。
ちなみに何が起こっているのかと言うと、イルカに頑張って作った韓流料理をほめられた事に喜びを抑えきれず、母語になったミンウと、それにみほが意味を解せず首を傾げているという状況である。
「ミンユーは、本当か?良かったぞ的な事を言ったんだぜ」
タオは、もっつもっつと料理を頬張りながらみほに教える。
「…口の周り食べかす付いてるぞ、バカ子孫」
「マジで?」
マオに呆れ顔で注意され、タオはティッシュで口を拭った。
「イゴ・チョム・モゴ・ボルレ?」
「ネー。イゴ・ネムセ・チョタ」
「エ…エディとイルカが、宇宙語で語らいあってる……だと」
「ただのコリア区域の言葉ですわ。竹千代さん」
「幼名で呼ぶな幼名で!俺は世歩大和晃歩人だ!!」
イルカに幼名で呼ばれたことで竹千代もといホトは彼女に抗議した。
「……イルカとエディは、なんて言ってたの?」
「“これ、少し食べてみる?”“うん、いいにおいだね”という会話をしていたのです。
ほら、エディさんが小皿に取って渡していましたでしょ」
チェンにコソッと訊ねられ、コルちゃんは答える。
「うん、美味なのである!
というかエディ。君、コリア区域の料理も作れて、言葉も達者ということは……さては韓流ブーム到来中であろう?」
「ちゃうよー。実家にいた頃習ったさかい、知っとるだけやもん。
あと料理は趣味やからな。いろんな区域の料理研究するの好きなんよ~♪作るのも食べるのも楽しいやん!」
「へー。倭区域のだったら、主にたこ焼きとかお好み焼きとか??」
「ははっ。みほのジョークはいつもおもろいな」
「なあんだ、違うのね。半分ジョーク、半分本気だったんだけど」
もそもそと咀嚼しながらみほが言った。
「それで、コリア区域のご飯も作れるんだね!
エディグッジョブ!」
アダムは、ぱちんとウインクをしながら親指を立てた。
「うん。イルカに喜んでもらいとうて…本場の味には、かなわんけど」
「とても美味しいですわよ。元気が出ますわ。カムサハムニダ」
イルカは、柔らかく微笑んでありがとうを言った。
「真的~!?太好了~(*>∀<)」
「え…?なんて‥‥?」
エディとミンウが作った韓流ディナーは、イルカに無事喜んでもらえたようだ。
ちなみに何が起こっているのかと言うと、イルカに頑張って作った韓流料理をほめられた事に喜びを抑えきれず、母語になったミンウと、それにみほが意味を解せず首を傾げているという状況である。
「ミンユーは、本当か?良かったぞ的な事を言ったんだぜ」
タオは、もっつもっつと料理を頬張りながらみほに教える。
「…口の周り食べかす付いてるぞ、バカ子孫」
「マジで?」
マオに呆れ顔で注意され、タオはティッシュで口を拭った。
「イゴ・チョム・モゴ・ボルレ?」
「ネー。イゴ・ネムセ・チョタ」
「エ…エディとイルカが、宇宙語で語らいあってる……だと」
「ただのコリア区域の言葉ですわ。竹千代さん」
「幼名で呼ぶな幼名で!俺は世歩大和晃歩人だ!!」
イルカに幼名で呼ばれたことで竹千代もといホトは彼女に抗議した。
「……イルカとエディは、なんて言ってたの?」
「“これ、少し食べてみる?”“うん、いいにおいだね”という会話をしていたのです。
ほら、エディさんが小皿に取って渡していましたでしょ」
チェンにコソッと訊ねられ、コルちゃんは答える。
「うん、美味なのである!
というかエディ。君、コリア区域の料理も作れて、言葉も達者ということは……さては韓流ブーム到来中であろう?」
「ちゃうよー。実家にいた頃習ったさかい、知っとるだけやもん。
あと料理は趣味やからな。いろんな区域の料理研究するの好きなんよ~♪作るのも食べるのも楽しいやん!」
「へー。倭区域のだったら、主にたこ焼きとかお好み焼きとか??」
「ははっ。みほのジョークはいつもおもろいな」
「なあんだ、違うのね。半分ジョーク、半分本気だったんだけど」
もそもそと咀嚼しながらみほが言った。
「それで、コリア区域のご飯も作れるんだね!
エディグッジョブ!」
アダムは、ぱちんとウインクをしながら親指を立てた。
「うん。イルカに喜んでもらいとうて…本場の味には、かなわんけど」
「とても美味しいですわよ。元気が出ますわ。カムサハムニダ」
イルカは、柔らかく微笑んでありがとうを言った。