第2章 再会と…

コーネリアを発った一行は、新たな町にたどりついた。

そこは自然豊かな場所だが、建物なども多く建っている。




「新しい町だ!何する?!」

ウェッジがイキイキと尋ねる。

「そうだね、たまには……教会にでも寄ってかないかい?」

ローラがにっこりと提案した。

「え~っ教会ぃぃ?!何すんだよそんなとこで!オレそういう雰囲気ニガテ~!!」

ウェッジがブーブーと文句を言うと、ローラは苦笑した。

「たまにはホラ、神様にお祈りとか…。」

「神様なんているわけないじゃん!」

「でもウェッジさん、ほかにすることもありませんし…。」

ルカが控えめに言った。

「むー…仕方ない。」

「ありがとう、ウェッ君。」

「そうと決まれば、行くぞ。すぐそこに見える。」

ククロが指差す方向に、教会がひとつ建っている。

「じゃー行きますか。」

「行くです~。」

「ごめんくださーい…。」

ローラが扉を開くと、切り揃えた紫髪の黒衣の神父が四人ににっこりと微笑みかけた。

まるで、その笑顔はーーー…、


(私と……、同じ顔?!)


そう、まるでローラと瓜二つなのだ。
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