第5章 束の間のひととき
「わあ!こんなにたくさんくれるんですか?!」
ギード神父の教会に立ち寄った一行は、洞窟の魔物から頂戴したお宝をお金にかえた物を教会に寄付しようと持ってきた。
山になってるお金に、ギード神父は嬉しそうに驚いている。
「ギードが話してくれた洞窟の魔物がひとりじめしてたお宝を売ってお金にかえたら、ものすごい額になってさ。装備を新調しても余るくらいだから、良かったらと思って…。」
にこやかにローラが説明した。
「そうなんですか!ありがとうございます!慈善事業と、裏庭の池のカメを増やすのに使わせて頂きます。」
「カメ、増やすんだ。」
ウェッジは思ったままを口にした。
「ええ、増やしますよ~。フフ……どんなカメにしようかな。
それはいいとして、洞窟の魔物は強かったですか?」
「いや。弱かった。」
ククロが短く返答した。
「魔物さんにリフレクがかかっててこちらは魔法が使えないのに、魔物さんはバンバン魔法を使ってきて万事休すかと思ったら、いざローラさんがサイレス剣で魔物さんの魔法を封じたら、魔物さん何もできなくなってたです。ミシディア族は魔法しか能がないなんて言ったものだから、ローラさんが怒ったんです。」
ルカの説明を聞くなり、ギード神父はその場に崩れ落ちた。
体をプルプルと震わせて笑っている。
「っあははっ、なんですかそれ…とんでもないザコじゃないですか!あはははは……!」
「うん、ザコだった。」
ローラは真顔で頷いた。
ギード神父の教会に立ち寄った一行は、洞窟の魔物から頂戴したお宝をお金にかえた物を教会に寄付しようと持ってきた。
山になってるお金に、ギード神父は嬉しそうに驚いている。
「ギードが話してくれた洞窟の魔物がひとりじめしてたお宝を売ってお金にかえたら、ものすごい額になってさ。装備を新調しても余るくらいだから、良かったらと思って…。」
にこやかにローラが説明した。
「そうなんですか!ありがとうございます!慈善事業と、裏庭の池のカメを増やすのに使わせて頂きます。」
「カメ、増やすんだ。」
ウェッジは思ったままを口にした。
「ええ、増やしますよ~。フフ……どんなカメにしようかな。
それはいいとして、洞窟の魔物は強かったですか?」
「いや。弱かった。」
ククロが短く返答した。
「魔物さんにリフレクがかかっててこちらは魔法が使えないのに、魔物さんはバンバン魔法を使ってきて万事休すかと思ったら、いざローラさんがサイレス剣で魔物さんの魔法を封じたら、魔物さん何もできなくなってたです。ミシディア族は魔法しか能がないなんて言ったものだから、ローラさんが怒ったんです。」
ルカの説明を聞くなり、ギード神父はその場に崩れ落ちた。
体をプルプルと震わせて笑っている。
「っあははっ、なんですかそれ…とんでもないザコじゃないですか!あはははは……!」
「うん、ザコだった。」
ローラは真顔で頷いた。