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キザキ法医学とは違った、人命を救うための白衣も似合ってるね。
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久動
そうか？
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キザキ
うん。
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キザキ
だけど…、
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キザキ
まさか患者さんに怒鳴ったりして、怖い思いさせてないよね？
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久動
何度言っても聞かない患者には、ビシッと言わないといけないときだってある。
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久動
患者の為だからな。
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キザキ
…ふーん。
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久動
どうした？
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キザキ
ユヅキちゃんと同じようなことを言うんだね。
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久動
…＜ユヅキ＞？
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久動
なんだ、藤沢のこと知ってるのか？
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キザキ
うん。
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キザキ
知ってるも何も…今、仲良く一緒に暮らしてるから。
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久動
えっ！？
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キザキ
……なーんて。
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キザキ
びっくりした？
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久動
あ、ああ…、まあな…。
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キザキ
でも、僕がユヅキちゃんのおうちに居候させてもらってるのは、ほんと。
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久動
そうなのか…！？
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キザキ
っ、あはは、
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キザキ
そんなに驚いちゃう？
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久動
いや…、
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久動
その、
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久動
居候って、結局は一緒に住んでるってことだろ？
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キザキ
あの子と僕の関係が気になる？
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久動
…、
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久動
そういうわけではないが…、
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キザキ
あはは、そのわりには、気にしてそうだよ？
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久動
それは、先輩医師として藤沢と関わってるから…、
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キザキ
ふーん、そう。
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キザキ
ねえ、
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キザキ
そろそろ仕事に戻ったほうがいいんじゃない？
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久動
…あ、ああ、そうだな、
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久動
つい話し込んでしまった。
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久動
…とりあえずは、おまえが元気そうで良かったよ。
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久動
今度また見かけたら声を掛けてくれよ？
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キザキ
気が向いたらね。
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久動
ったく…。
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久動
そういえば、おまえ、
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久動
風邪を引きやすいうえに悪化させやすいんだから、普段からあまり無理するなよ？
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キザキ
そんなの平気だよ。
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久動
平気じゃないから言ってるんだ。
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久動
おまえはいつも根を詰めるところがあるからな…、
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久動
もう少し自覚しろよ。
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キザキ
なにそれ…、
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キザキ
なんだか僕のお父さんみたい。
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久動
もしも何かあったら、
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久動
おまえの親父にでもなんでもなってやるから、
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久動
とにかく無理はするなよ？
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