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入夏
カ〜スガちゃんっ、おみくじなんだった？
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春日野小吉。
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入夏
あららっ、ちょ〜っと微妙な感じ？
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春日野
そうかな。一年の始まりとしては、これからいいことがありそうでちょうどいいと思うよ。書いてあることも悪くないしね。
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入夏
確かに！ んじゃ、オレも開けてみよ〜♪
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千秋どれどれ？ 亮は……ハッ、吉かよ。幸先悪いんじゃねえの〜？ 亮クン。
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冬沢
人のものを勝手に覗くな。
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千秋
別に、減るもんじゃねえだろ。
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冬沢
まったく……貴史。知らないのか？ 吉は大吉の次にいい運勢だ。悪い結果じゃないんだよ。
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千秋
ぐっ
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冬沢
そういうお前は末吉か。凶とまでは行かずとも吉の中では1番下……フッ、お前らしいんじゃないか（笑）？
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千秋
ノーセンス！
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入夏
どうどうどうどう
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入夏
シキちゃんは？
なんだかいい笑顔じゃんね！ もしかして、大吉とか？ -
四季ん？ 俺か。
俺は………大凶だ。 -
入夏
ちょちょちょ、シキちゃん……なんでそんな結果でそんないい笑顔でいられるわけっ？ ビックリじゃんね。
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春日野
四季、早く結んできなよ。それから厄払い……
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四季
ふははっ！ 大袈裟だな。
おみくじだろ？ 気楽に考えればいいさ。 -
冬沢
四季……誰かのノーテンキがうつったんじゃないか？ お前はあの2年と関わりが深かったからな。
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四季
そういうわけじゃあないが……
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四季
大凶ってことはそれより下がない。これ以上は悪くならない、とも言えるだろ？ だったら、そんなに悪い結果じゃないと思えるんだ。
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入夏
なるほど……ポジティブ〜！
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四季
……それに
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入夏
ん？
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春日野
四季？
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四季
俺は、こうして俺たち5人で初詣に来れたこと。
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四季
そのことの方が、意味があると思っている。
おみくじの結果よりもな。 -
千秋
……フッ
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千秋
言うねえ、主席様は。
まあ、おみくじは年明け前に嫌というほど食わされたしな。今更結果がどうこう気にすることもないぜ。 -
春日野
っ、あれは……
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入夏
カスガちゃん、シッ
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冬沢
妙なおみくじの結果なんてもう忘れたよ。
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四季
そうなのか？ 俺はちゃんと覚えてるぞ、冬沢。
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冬沢
………。
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千秋
さてと！
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千秋
オレはのんびりしてられないんでね、そろそろお開きにしようぜ。ガキどもが待ってんだよ。
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四季
そうだな、そろそろ帰ろうか。
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千秋
ったく、帰りも亮と一緒かよ。
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冬沢
別にズラしてくれても構わないが？
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千秋
ノーセンス！ ここでバラバラに帰ったらむしろ不自然だろっ。
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冬沢
わざわざ同じ車両に乗ってこなければいいだろう。
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千秋
別の車両にしたってどうせホームで一緒になんだろ。降りた時に楽なとこに乗りたいんだよ、オレは。
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入夏
ふはっ、リョウちんもチアキちゃんもそれくらいで！
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入夏
うんうん……それじゃ、今年もこの調子でやっていきますか！
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春日野
最後の大仕事……だね、四季。
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四季
ああ。
候補者は25名──骨が折れるな（笑） -
冬沢
誰のせいだと？
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四季
誰のせいでもないさ。皆、それぞれ違った魅力がある。実力も、性格も違えば、相性もある。
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四季
変わっていくこの学園を支える、そんな奴らに託そう。
みんなには最後まで苦労をかけると思うが…… -
四季
今年もよろしく頼む。
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冬沢
何を今更……
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冬沢
……なんてな。
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春日野
四季、改めて……今年もよろしく。
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四季
ああ。
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入夏
あ、この後いつもの甘味処行かない？
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入夏
リョウちんも、チアキちゃんも！
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千秋
言っただろ、ガキどもが待ってるって。1人で甘いもんなんか食ってきたら怒られるぜ。
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入夏
えー、アッツイお汁粉とか……どう？
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冬沢・千秋お、お汁粉……
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入夏
？？？
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