Act.1 ダーク・キングダム編(完結)
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*第十話*
~桜蘭高校 第三音楽室 ~
夕方で暗かったはずの空が一瞬朝のように明るくなったけど
またすぐに暗くなってしまった
携帯で誰かとやり取りしていた鏡夜先輩は
もう町の情報を入手していた
鏡「そうか、わかり次第すぐに連絡をくれ
…町中の電気は復活し始めたようだな
あとはタキシード仮面の目撃情報が入ったら
すぐにその現場に向かうぞ」
馨「…森羅」
光「大丈夫だって馨!」
ハニー「そうだよ、かおちゃん!
森羅ちゃんは絶対に僕とたかしが取り戻すからね!!」
モリ「あぁ……必ずだ」
ハルヒ「…………」
先輩の言葉に、心中穏やかではない自分がいた
あの時、森羅の声が聞こえた気がした
嫌な予感がする
今までにないくらいの緊張
怖い……森羅が遠くに行ってしまいそうで
環「大丈夫かハルヒ?あんまり顔色がよくないぞ、少し休め」
ハルヒ「…環先輩………実は」
ブーブーブーブー
自分のポケットに入れていた携帯のバイブが鳴って
開いて見ると電話の相手は父からだった
ハルヒ「もしもし、お父さ………え……森羅が?」
現実を受け入れられなくて
電話を切ると俯いたまま携帯を強く握りしめた
環「……ハルヒ?」
ハルヒ「…環先輩…すいません、車を貸して下さい」
鏡夜「何があった?」
ハルヒ「港区立十番病院に…森羅が運ばれたって」
ホスト部「「「「「!!」」」」」」
鏡夜先輩はすぐ全員に指示を出し誰かに連絡をしていた
環先輩は自分の手を引っ張ると車に乗せてくれて
森羅が運ばれた病院に向かってくれた