Another story ~鏡夜編 告白~
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次の日
森羅は緊張の中、いつも通りに演奏しようと
第三音楽室の扉を開けようとしたら中から大声が聞こえた
光・馨「「鏡夜先輩桜蘭の大学行かないの!?」」
『え…』
双子の声に扉を開ける手を止めてしまった
鏡夜「まあな」
ハルヒ「ちなみにどちらの大学に…」
鏡夜「アメリカだ」
全員「「「「「「アメリカ!?」」」」」」
『______!!』
アメリカ…?
鏡夜「兄が二人とも医療を修めているから
俺は経営のエキスパートを目指すべきだと思ってね
大学からアメリカに行き
卒業後はそのままアメリカのビジネススクールで
MBA取得をと考えている」
ハルヒ「…森羅?」
鏡夜「…………」
ハルヒは森羅に声をかけたが
森羅は顔を俯かせたままだった
様子のおかしい森羅に近づいて顔を覗くと
森羅が苦しそうな悲しい顔をしていたことに
ハルヒは驚いた
『鏡夜先輩…本当に行っちゃうんですか?…アメリカに』
鏡夜「…ああ、俺にはやらなくちゃいけないことが
アメリカにあるからな」
森羅は両手を握りしめると
笑顔を作ろうとしたがうまく作れず苦笑いになってしまう
『さ、さすが先輩ですね…尊敬します!アメリカでも…』
鏡夜「!」
森羅の頬には涙が流れていた
『や、やだ…いきなり…っ……ごめんなさい!!』
光・馨「「森羅!?」」
ハルヒ・環「「森羅!!」」
森羅は急いで音楽室を出ると
環とハルヒと双子は森羅を追いかけて行った
静かになった音楽室では、ハニーが鏡夜に声をかけていた
ハニー「…鏡ちゃん大丈夫?」
鏡夜「えぇ…俺は大丈夫です」
ハニー「…鏡ちゃん」
モリ「…………」
鏡夜はいつも通りだったが
ボールペンを持つ左手が強く握られているのを
ハニーとモリは心配そうに見つめていた