Another story ~鏡夜編 告白~
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桐山「それは良かった…やっと思いを伝えられて」
『!!…あ、あの桐山さんは
鏡夜先輩が……私の事を好きって知っていたんですか?』
桐山「はい、知っていました」
『…そうでしたか』
桐山「最初、彼は告白しないつもりでしたよ」
『…え?』
桐山の言葉に驚いた森羅だったが桐山は話し続けた
桐山「彼は貴族だからね…鳳の為になる女性と
結婚するつもりでいたようだ」
『…………』
桐山「しかし君なら大丈夫と私が薦めたんだ」
『桐山さんが…?』
桐山「今も私の目を見て話す君は
どんな相手にも毅然とした態度で接してくれる
…それは貴族という高い壁をも壊すだろうと」
『…………』
桐山「それに君は優しくて一緒にいるだけで
温かい気持ちになる
それは鏡夜君の鳳家の三男というプレッシャーを
和らげてくれると私は信じている」
『…桐山さん』
いつの間にか車が森羅の家の前に止まった
運転手と桐山にお礼を言って車から降りると
桐山から声をかけられた
桐山「森羅さん…よく考えてみて下さい
貴方にとって鏡夜君とはどういう人なのか」
『…はい』
桐山の車を見送り家に入ると
テーブルの前に座って顔をうずめた
「(お前が好きだと…そう言った)」
『鏡夜先輩…』
私はどう思ってるのかな…鏡夜先輩のこと
鏡夜先輩は好き
大事な先輩だから
…でもそれだけ?
ちびうさちゃんの力でデパートが無重力空間の中
私を庇ってくれた時も
洞窟で真剣に謝ってくれた姿も
思い出すと胸が苦しい
この気持ちって…いったい何なんだろう