Another story ~鏡夜編 告白~
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馨「鏡夜先輩、結構余裕なんだね…」
鏡夜「俺が慌てても状況は変わらないしな
今日は俺もここで失礼するよ?お疲れ様」
環「あ…鏡夜!」
環の呼び声も虚しく、鏡夜は静かに音楽室を後にした
*~**~*
森羅が俯きながら家に帰っていた時
誰かに声をかけられた
「お久しぶりです森羅さん」
『桐山さん?こんにちは、お久しぶりです!』
車の窓から顔を覗かせ森羅に話しかけてきたのは
以前森羅にピアノ演奏をお願いした
大財閥の桐山十氏朗だった
桐山「どうかなさいましたか?」
『え?』
桐山「少し悩んでおられるようだ」
『…………』
森羅が俯きながら顔を赤くする姿を見て、桐山は微笑んだ
桐山「森羅さん…よろしければ家までお送りしましょう」
『え!?あ、あの大丈夫です!!すぐ近くなので!!』
桐山「いいんですよ…少し暇な年寄りと会話をしてください」
『…ありがとうございます』
扉を開けてくれた運転手にお辞儀をすると
森羅は車の中に入っていった
車が進み外の景色を眺めていた時
桐山「あれから鏡夜君とは楽しくやっていますか?」
『え!?』
桐山「!」
鏡夜という言葉にあからさま反応を見せた森羅に
桐山は驚いたがすぐに微笑むと声をかける
桐山「…鏡夜君とお付き合いを?」
『いいえ!?そんな事は……』
桐山「ほぉ…では告白でもされましかな?」
『!!』
森羅の反応で気付いた桐山は、優しく微笑んでいた