Another story ~鏡夜編 告白~
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森羅は衣装を着たまま無事に演奏を終え
トイレから戻っている途中にウィッグが取れてしまい
れんげに直してもらおうと部室に入ると
部屋は静まりかえっていて誰もいなくなっていた
すると奥の部屋から鏡夜が現れると
森羅がいたことに少し驚いていた
『鏡夜先輩!皆さんは何処かに?』
鏡夜「あぁ、何でも部室にエメラルドグリーンの蝶を見て
環が「我々を楽園に連れていってくれるぞ!」…とか言ったら
全員でその蝶を捕まえに追いかけて行ったよ」
『環先輩らしいですね!』
鏡夜「あのバカが考えそうな事だな」
『なら私達も行きましょう?その楽園とやらに!』
鏡夜「…………」
鏡夜が静かに森羅を見つめていると
森羅は何かを思い出したのか勢いよく鏡夜に振り返った
『…そういえば!前に鏡夜先輩
私に話したいことがあるって言ってましたよね?』
鏡夜「…………」
鏡夜は森羅に近付くと森羅が出ていく前に
第三音楽室の扉をゆっくり閉め
扉と鏡夜の間に挟まれた森羅は鏡夜を見上げた
『…鏡夜先輩?』
鏡夜「好きだ」
『え?』
自然といつもの会話のような流れに
森羅は聞き間違えてしまったのか
鏡夜を見つめるもいつもと表情が変わらない
鏡夜「お前が好きだと…そう言った」
『…………』
森羅は体も思考も
全てが止まってしまったかのように動けず
ただ鏡夜の黒い瞳を見つめていた
鏡夜「何時からかは分からない
でもお前の言葉が俺の心を動かしてお前の笑顔に救われた
そんなお前を俺はいつの間にか好きになっていた」
『!!』
嘘じゃない
これは…現実なんだ