Act.6 セーラー・スターズ編2(完結)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夜天の登場に驚くホスト部と歓声を上げる姫達
その時ラジオからサビが流れる
「もっと出会いが早ければと
言い訳ばかり見つけてる
月の光が届かぬかなたへ
ああ きみを連れ去りたい」
夜天は歌が終わると森羅から目を逸らさずに近寄ると
森羅の右手首を掴んだ
『…や、夜天君』
夜天「来て!!」
夜天は森羅を引っ張ると音楽室の扉に向かい走って行く
姫達は夜天が森羅を連れ去る姿に喚声をあげ
ホスト部は驚きのあまり二人を見つめる事しか出来なかった
*~**~*
夜天と森羅は空き教室に入って息を整えていた
先に息を整え終えた夜天が森羅に近付くと
扉に手を置き森羅が逃げないようにする
夜天「…僕の思い伝わった?」
『う、うん…ちゃんと伝わったよ』
夜天「そう…」
『…でも夜天君、私』
夜天「…スリーライツはもうすぐ解散する」
『え?』
森羅は俯いていた顔を上げると
夜天の熱い瞳が森羅を見つめていた
夜天「…明日のファイナルコンサートで
希望の光を必ず見つけ出すさ」
『夜天君…』
夜天「コンサートが終わったら…森羅を拐っていく」
『!!』
森羅の耳元で囁くように話す夜天に
森羅は顔を赤くするも瞳は切ないまま夜天を見つめていた
夜天「…だから森羅の返事は今じゃなくて
コンサートが終わったら聞かせて?」
『夜天君、でも……!!』
森羅の言葉を遮るように
自分の腕の中に森羅を閉じ込め抱きしめた
夜天「(森羅……好きだ)」
森羅の笑顔も優しい雰囲気も
髪から香る甘い匂いも、全て
緊張しながからも夜天の制服を戸惑いながら
優しく掴んでくれた森羅に
今だけは、自分の事だけを考えていて欲しいと思いながら
細い身体を更に強く抱きしめた