Act.6 セーラー・スターズ編2(完結)
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うさぎと一緒に登校していたのは
森羅、美奈子、レイの三人
うさぎを間に挟むように歩く美奈子とレイを
森羅は後ろから心配そうに見つめていた
うさぎ「わざわざ迎えに来なくたっていいのに…」
レイ「あまいあまい!
敵の狙いはうさぎのスターシードなんですからね!」
美奈子「いつ襲ってくるか分からないんだから!!」
『…………』
学校の校門前には亜美とまことが待っていて
レイとバトンタッチをする
教室に着くとうさぎの机の上には
防犯グッズが大量に置かれていた
うさぎ「…何これ?」
亜美「警棒、催涙スプレー、火川神社の御守り
…護身用に持っててほしいの」
まこと「絶対うさぎちゃんの事守って見せるからね!」
うさぎ「…これは?」
亜美「あっ!それは…」
うさぎは笛を鳴らすと
レイが肩で大きく息をしながら教室に現れた
レイ「…っ…呼んだ!?」
全員「『…レイちゃん…』」
レイ「呼んだわよね!!」
その後も同じクラスの美奈子とまことは
うさぎの側を離れなかった
森羅はその様子を不安そうに見つめ
自分達の後ろを追いかけるある音を気にしていた
放課後になり森羅は
桜蘭に行く途中までの道のりを皆と一緒に帰っていた
まこと「考えてみたらさ
夜だって皆で一緒にいた方がいいんじゃないか?」
美奈子「ならいっそ合宿とかしちゃわない!?」
亜美「…うさぎちゃん?」
うさぎは足を止めると両手で鞄を強く握りしめていた
うさぎ「私って…そんなに信用ないかな?」
まこと「…っ、そんな事ないよ!?」
亜美「み、皆うさぎちゃんを心配して」
美奈子「そうそう!何かあったらまずいでしょ~
衛さんもいない間に」
『美奈子ちゃん!!』
美奈子「え?…あ」
うさぎは瞳に涙を浮かべていた
うさぎ「大丈夫だって!…私なら一人でも…大丈夫だよ?」
『…うさぎちゃん』
うさぎに一人にさせて欲しいと頼まれ
森羅は皆と別れ桜蘭学院に向かった
森羅や皆の表情はうさぎに負けない位、悲しく歪んでいた