Act.6 セーラー・スターズ編2(完結)
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森羅は目を開くといつもの音楽室だった
ちびちびを下ろして
スクール鞄からピンクの紐付きの巾着袋を出す
香炉を巾着袋の中に入れ
ちびちびに横バックのようかけるとちびちびは喜んでいた
『…この香炉はちびちびちゃんが持っててね?』
ちびちび「ちびちび~♪」
『…さっきの事は二人だけの秘密だよ?』
ちびちび「ちび~!!」
ちびちびと指切りをするとちびちびはまた抱っこをねだり
森羅はちびちびを抱き上げ窓から空を見つめる
スリーライツの事を思うと心苦しいが
森羅の瞳は強く遠くを見つめていた
スリーライツは練習室で楽曲の練習をしていると
さっきの事を思い出していた
星夜「近くにプリンセスのエナジーを感じたのに…」
夜天「僕達のメッセージは届いているよね?」
大気「えぇ…必ず」
和やかなムードの中、ラジオから話し声が聞こえる
「4日後に行われる全日本学生音楽コンクール
全国大会ピアノ部門、高校生の部の審査員長
小林克也さんにお越し頂きました、よろしくお願い致します」
「よろしくお願いします」
「今回の全国大会出場人数は四人と
狭き門を潜り抜けて来た生徒さん達ですが
予選から審査をしてきた小林さんは聞いていかがでしたか?」
小林「はい、今の高校生のレベルの高さに大変驚いています」
「その中でも注目している生徒さんはいますか?」
小林「私だけではないと思いますが
昨年、一昨年と最優秀賞を取っている
藤岡森羅さんには注目したいですね」
スリーライツ「「「!!」」」
スリーライツはいきなりの森羅の名前に驚くと
ラジオに耳を澄ませた
小林「彼女の演奏は技術はもちろんですが
表現も本当に素晴らしく聞いている人を感動させてくれます
それこそプロに匹敵するほどですね」
「私も聞かせて頂きましたが本当に素晴らしい演奏でした!
…しかし少し前に怪我をしたという情報も入っていますね」
小林「そうですね…コンクールの前には必ず
体調やコンディションを整えて演奏してきただけに
どうしたのかと少し心配になりました」
夜天「…っ………」