Act.6 セーラー・スターズ編2(完結)
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モリ「…戦士として敵と戦っているお前を俺は尊敬している」
『…モリ先輩』
モリ「…どんな時もピアノに真剣に
向き合っているのも知っている」
『!!』
モリ「…お前の気持ちはちゃんと分かっている」
「…っ…はい…」
モリ「…………」
戦士として大事な人を守れる自分を誇りに思う
ピアノを弾いてみんなが笑顔になってくれると
幸せな気持ちになれる
どれも大切な事なのに
戦士になった事を一瞬でも後悔してしまった
ピアニストになろうとしているのに
ベストな状態で演奏出来ない事が情けなくて悲しかった
『モリ先輩…っ……ありがとう…っ…ございます』
モリ「…あぁ」
何故かいつもの返事が優しく聞こえて涙が止まらなかった
モリは優しい表情で森羅の頭を撫でていて
その様子をハニーは扉の隙間から優しく見つめていた
夜天はウラヌス達と別れ星夜を部屋に送った後
自分の部屋に戻るとソールが足元にすり寄ってきた
夜天「…ただいまソール」
ソール「にゃあ~」
夜天「…………」
ソールの赤い首輪を見たとき
その首輪を嬉しそうに自分にプレゼントをしてくれた
森羅の笑顔と頭と腕から血を流し
苦しそうな表情をしていた森羅を思い出してしまった
夜天「…っ……森羅」
もう会うことはない
森羅のピアノを聞くこともない
でも無事な姿だけでも確認したい
夜天は複雑な感情を誤魔化すようにソールを強く抱きしめた