Act.6 セーラー・スターズ編2(完結)
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ハニーとモリは十番病院に着くと
森羅の病室に向かっていた
ハニー「あ!僕ジュース買ってくるから
たかしは先に森羅ちゃんの病室に行っててね~」
モリ「…わかった」
モリは森羅の病室の扉をノックすると
森羅の返事が震えていた事に気付く
扉を開けると森羅は笑顔で迎えてくれたが
涙はないものの瞳は潤んでいた
『モリ先輩こんばんは!
大学で忙しい時にわざわざすいません♪』
モリ「…大丈夫だ」
『あれ…ハニー先輩は?』
モリ「…今、飲み物を買いに行っている」
『あ…お気遣いありがとうございます!
よかったら椅子に座って下さい!』
森羅の椅子を準備する動きを見て声をかけた
モリ「…右腕が痛いのか?」
『!!』
モリ「…明らかに右肩が上がっていないし
右腕を庇う動きもしている
環達は誤魔化せても俺や光邦は誤魔化せないぞ」
『…………』
森羅は諦めたように脱力すると
ゆっくりベッドに腰をかけたら右腕を優しく触った
『…ずっとじゃないんですよ?
ただ、ピアノの細かい指の動きを続けていくと
痛みが肩から腕にかけて痛くなっちゃって
主治医の先生は事故で筋肉が痛んだから
その筋肉を治そうとしている痛みだって仰って下さったんです
だから日に日に良くなっていくって……でも』
モリ「…大会までもう一週間はきっているな」
『はい…』
森羅は顔をあげるとモリを真っ直ぐ見つめる
『私、ヒーラーさんを助けた事に後悔はしていません
むしろ助かってよかったって思いました!』
モリ「!」
森羅の目には涙が溜まっていた
『…でも、何故か涙が出そうになってしまう時があって
…なんでこのタイミングなんだろうって……私はなんで』
モリ「森羅」
モリは右手で森羅の後頭部を触ると
自分の胸に森羅を抱き寄せた