Act.5 セーラー・スターズ編1(完結)
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うさぎ「そんな~森羅ちゃんまで…」
『先輩から頂いたチケットををうさぎちゃんに
譲るわけにいかないから…本当にごめんね、うさぎちゃん』
うさぎ「…う、うわーん!!!!」
『うさぎちゃん…』
優しくあやすようにうさぎの頭を撫でる森羅の後ろ姿を
夜天は静かに見つめていた
放課後
桜蘭の校門の前でれんげを待っていると
見覚えのある人物を見かけて声をかける
『光先輩!』
光「!…森羅!?
お前何でここに…今日は部活ないはずだろ?」
『今日はれんげ先輩と待ち合わせてるんです!』
光「へぇ、どっか行くの?」
『はい!スリーライツの映画の試写会を見に
羽田空港へ今から向かいます♪』
光「…スリーライツ…」
スリーライツというとあの夜天というカギを思い出し
何故かイラついてしまう
『…光先輩怒ってます?』
光「別に…」
『そうですか…でもいつもより元気ありませんよね?
何かありましたか?』
光「!!」
馨から森羅が好きだと聞いて
協力して欲しいと言った馨に返事が出来なかった
部活ではいつも通りだけど
家では必要最低限な会話しかしていない
光「…………」
『…光先輩?』
光「…もし」
『?』
光「…お前の一番大事な奴…お団子頭から
同じ人を好きになったって言われたらどうする?」
『…………』
森羅の瞳を真っ直ぐ見ると
森羅も俺の瞳を見つめていたら森羅が口を開いた
『私だったら…うさぎちゃんに話すと思います』
光「え?」
『…正々堂々一緒に頑張ろうって!
だってうさぎちゃんは大切な人だから嘘をつきたくないし
だからうさぎちゃんも、私にその人が好きだって
話してくれたんだと思うから』
光「!!」