Act.5 セーラー・スターズ編1(完結)
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球技大会は再開され
九回表、星野のホームランにより
一年一組が一点のリードで迎えた、九回裏ツーアウト満塁
最後の打者は園子だった
『うさぎちゃん…』
夜天「…………」
両手を祈るように力強く握る森羅を夜天は見つめていた
星野がボールを投げると
園子が打ったボールは上空に大きく飛んでいく
その方角にうさぎがボールに向かって走っていた
夜天「!?…行けっ!!」
『…っ…うさぎちゃん頑張って!!』
うさぎはスライディングしながら手を伸ばし目を開けると
グローブの中には、ボールがしっかり握られていた
その瞬間、優勝は一年一組に決定した
『…っ…うさぎちゃん……おめでとう!!』
涙を流す森羅に、夜天はハンカチをそっと渡した
『!……夜天君?』
夜天「…よかったんじゃない?」
『…うん!!』
森羅の嬉しそうな笑顔に
夜天は俯きながらも微笑んでいた
第十二話 End