Act.5 セーラー・スターズ編1(完結)
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森羅と夜天が観覧車に乗っている間
二人に会話はなかった
森羅は前方はるか先にいるうさぎと星野
そして夜天を交互にみていた
『夜天君…今日は無理矢理付き合わせてごめんね?』
夜天「本当、折角のOFFが台無し」
『う、ごめんなさい…』
夜天「…そんなに月野が心配」
『…え?』
夜天のいきなりの言葉に頭をあげ夜天を見つめる
夜天「月野の彼氏アメリカだっけ?…連絡寄越さないとか
騙されてるじゃないの…その彼氏に」
『そんな事ない』
夜天「!!」
森羅の真っ直ぐな群青色の瞳と目が合ったが
すぐに逸らされると森羅は遠くを見つめていた
『そんな事あり得ない…あの二人はいつもお互いを大事にして
愛し合ってきたんだから』
夜天「(プリンセス…!?)」
森羅の横顔がどこか切なく儚げで
どこかに消えてしまいそうな雰囲気に驚いた夜天は
森羅に近付くと両頬を掴み自分の方に向かせた
『!…夜天君?』
夜天「ごめん、そんな顔させたかった訳じゃない」
『…………』
森羅は夜天の頭を優しく撫でると
夜天は目を見開いて勢いよく両手を離したら
森羅を睨み付けた
夜天「…何すんだよ」
『だって…夜天君が悲しそうな、辛そうな顔するから』
夜天「!?…それはお前だろ!」
『…そう?』
夜天「…もう知らない」
観覧車が終わって出口に着いたが星野とうさぎの姿がなく
夜天は携帯のメールを見ると
スリーライツがOFFの日によく行く店に
うさぎと一緒にいると星野から連絡がきていた
夜天「はぁ…ちょっと着いてきて」
『う、うん』