Act.1 ダーク・キングダム編(完結)
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環「鏡夜…少しやり過ぎではないか?」
鏡夜「俺達ホスト部と森羅はギブアンドテイクで
成り立っているんだから、当たり前だろう?
気になる事があるなら、さっさと済ませて
演奏に集中出来るようにするんだな」
『!!』
鏡夜先輩の言葉に今まで焦っていたことが
嘘みたいに消えていく
『ハルちゃん…皆さん…ごめんなさい!
私、今日はこれで失礼します!』
馨「あ…っ……森羅!!」
光「馨!?」
扉を出た後、ハルヒと鏡夜が微笑んでいた
廊下を早歩きで歩く森羅の腕を馨が掴んだ
馨「待ってよ森羅!!」
『!……馨先輩…?』
馨「!?」
馨は驚いていた
何故なら森羅が泣いていたからだ
馨「森羅…鏡夜先輩の言った事気にしてる?
大丈夫だよ!鏡夜先輩はいつも皆にあんな感じなんだから」
『違うんです…鏡夜先輩は私がまたピアノに集中出来るように
わざとあんな言葉を選んで言ってくれたんです
…そう思うと最後まで演奏出来なかった事が
皆さんに申し訳なくて…恥ずかしい』
そう涙を流す森羅
鏡夜のあの言葉だけで意味を理解したのにも驚いたが
自分達のために涙を流してくれた事に
森羅は本当に優しなと微笑んだら優しく涙を拭っていた
馨「…ほら、泣き止んで?」
そう言いながら、何故か森羅の頭をワシャワシャする
馨の手が温かくて森羅は安心したように微笑んでいた
馨「やっぱり、森羅は笑ってた方がいいよ?」
『馨先輩…ありがとうございました!』
馨が森羅を元気付けようとしてくれてるのが伝わり
深く頭を下げた森羅は顔を上げると満面の笑みで
玄関に向かって走っていく
森羅の後ろ姿を見つめ続ける馨と
廊下のすぐ側で二人に見つからないように
隠れていたいた光は、何故か唇を噛みしめ俯いていた