Act.5 セーラー・スターズ編1(完結)
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夜天「…僕お前と仲良くするつもりないから」
『え?』
夜天「お前達みたいなミーハーな人間とは関わりたくない」
『…ミーハー?』
夜天「…あ~あ、いい音色だと思って来たら
お前が弾いてたなんて…拍子抜けした」
『本当ですか!?』
夜天「…はぁ?」
夜天は酷いことを言ったにも関わらず
嬉しそうに夜天に近付く森羅を睨んだ
『いい音色と言って頂けて嬉しいです!
どこら辺がよかったとかありますか?』
夜天「…ってかさ最後の方少し間違えただろ
最後の音は粒を揃えて淀みなくきれいに弾かなきゃ
この曲の良さが出ないと思うけど?」
『!』
森羅は急いで楽譜を取りに行くと
楽譜に夜天が話した事を書き初めた
夜天は嫌味を言っただけなのに
真剣に取り組む森羅の横顔を見つめていた
夜天「お前…指導してくれる先生とかいないわけ?」
『…私のお家少し貧乏なので
レッスン代があるなら生活費に使って欲しいって思うし
他にも皆さんのご好意で練習場所や
この音楽室も無料で貸してもらえるだけで充分です
…だから夜天君の言葉がスゴく嬉しかったです!
ありがとうございました!』
夜天「…あっそ」
夜天はそのまま音楽室を出ると、すぐに音楽室から
夜天が指摘した所を練習する音色が聞こえた
夜天はしばらく音色を聞くと音楽室を後にした