Act.5 セーラー・スターズ編1(完結)
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ちびムーン「力を使っちゃダメ…死んじゃうよ?」
サターン「ちびムーン!?…でも」
ちびムーン「三人の未来を信じてって
言ったのはサターンじゃない?
大丈夫…っ…三人はこんなこと…じゃ…死なない…」
サターン「!?…ちびムーン!!」
サターンに抱きついていたちびムーンがゆっくり倒れていく
ネヘレニアはアースを見て微笑むと、サターンを睨みつけた
ネヘレニア「貴様を甘く見ていたようだ
他の仲間同様さっさと鏡の中に閉じ込めておくべきだった
ふっ…プリンセスの復讐はこれから始まる
鏡の中からとくと見ているが良い!!」
ネヘレニアは目を見開くと
サターンは巨大な鏡の中に吸い込まれてしまった
ネヘレニアの後ろには
鏡の中に閉じ込められたセーラー戦士が
オブジェのように吊るされていく
ネヘレニア「ふふふふふ…貴様らにも見してやろう
貴様らのプリンセスの哀れな姿を!!」
うさぎ「…っ…ネヘレニア!」
ネヘレニアが振り返ると
うさぎはボロボロの体で入り口から現れたが
痛みのせいで力が抜け膝をついてしまう
ネヘレニア「ようこそ白き月の王女
妾の宮殿までたどり着けた事は褒めてやろう
…だが少々遅かったな!!
妾の呪いに犯された者は完全に悪夢の虜
間もなく夜が明ける…そうすれば二度と目覚める事はない」
目の前にはネヘレニアに頭を撫でられた衛
ネヘレニアの椅子の後ろに但ずむアース
そして今にも消えそうなちびムーンがいた
うさぎは急いでちびムーンに駆け寄り抱き上げると
ちびムーンの左手を握りしめる
うさぎ「!?…ちびうさ!!…っつ…どおして…?」
ちびムーン「…うさぎ…わたし…まもちゃん…と
森羅おねえちゃん…たすけられなかった…」
うさぎ「ちびうさ…っ…」
ちびムーン「あたし…だいじょうぶ
うさぎのこと…しんじてるもん…………」
ちびうさが瞳を閉じると光の粒となって消えてしまった
うさぎの瞳から大粒の涙が溢れる
うさぎ「だめぇぇ!!!!
…っ…だめだよ…ちびうさぁぁ!!!!」
その光景にネヘレニアは細く笑い
アースは曇った瞳はそのまま無意識に手を握りしめていた