Act.5 セーラー・スターズ編1(完結)
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*第五話*悪夢の終わる時
ちびムーンは衛に声をかけるが
衛は虚ろな瞳で天井を見上げたままだった
ネヘレニア「無駄だ…いくら呼び掛けようとも
その男が目覚める事はない
瞳の奥に刺さった鏡の破片を取り除かぬ限り呪いは解けぬ」
ちびムーン「うそ…」
ネヘレニア「妾自身にも最早どうすることも出来ぬ」
衛の側でちびムーンは苦しそうに踞る
ネヘレニア「お前達…自分達の力でこの宮殿に
辿り着けたとでも思っているのか?」
サターン「え?」
ネヘレニア「お前達はあの白き月の王女を苦しめる最後の駒!」
『…………』
サターン「!?…きゃあ!!」
セーラーアースが隙をついてサターンを蹴ると
サターンは構えが出来ずに倒れてしまう
ちびムーン「…まもちゃん…っ…起きてよ?
まもちゃんの見る夢は…いつもうさぎと一緒の筈だよ!?
お願い…っ…起きてぇ…」
ネヘレニア「妾が憎かろうな…だかな、妾を殺しても呪いは残るぞ
悪夢に囚われたもの達は永遠に目覚めぬ!」
ちびムーン「…まもちゃん…っ…ねぇ…まもちゃん!
わたし…このままだと…消えちゃう
消えちゃうんだよぉ!!!!」
ちびムーンの叫びに衛とアースは顔を歪ませる
ちびムーン「…まもちゃん?」
サターン「森羅さん…っ…ちびムーンもっと呼び掛けて!!」
ネヘレニア「!!」
ネヘレニアは衛とアースに手をかざすと
黒い光が二人を包み二人の瞳は更に曇ってしまった