Act.5 セーラー・スターズ編1(完結)
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「あぁ…哀れな新月の女王よ
その美しき黒髪、その麗しき金色の瞳
貴方こそ本来この青き星の女王の名に相応しきもの
そんな女性は二人も入りません
貴方を冷たき孤独の闇に封印した
あの者共を許せるのですか?
憎いのでしょう?貴方を差し置いて
地上でのうのうと愛と幸福を享受しているあの者共が…」
ネヘレニア「…憎い」
あの白き月の者達も
あの白き月の王女も
そして…妾を裏切ったあの地球の王女が
ネヘレニア「…許せぬ許せぬ許せぬ許せぬ許せーん!!」
ネヘレニアの怒りで現れたのは
邪悪な色に染まった黒い夢の鏡
ネヘレニア「…これは?」
「それこそ貴方の心…
憎しみや恨みの結晶とも言うべき漆黒の鏡」
ネヘレニア「…妾の心」
「さぁ…その鏡を叩き割るがいい
そうすれば貴方の復讐は果たされ全てが上手くいく」
ネヘレニア「…復讐」
「貴方の鏡の破片が降り注いだその時
白き月の者達が愛したあの地上に
極上の恐怖と絶望が広がるでしょう」
ネヘレニアは両手で持っていた
漆黒の鏡を強く握りしめた
「さぁ…その鏡を割るのです
割るのです……割れ…割るのだーー!!」
ネヘレニア「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
ネヘレニアは漆黒の鏡を強く握り潰すと
鏡は粉々に砕けちり地上に降り注いでいく
その様子を冷たく見下ろすネヘレニアと
不気味に笑う声が響き渡る
「これでお前はもう二度と、この悪夢から目覚める事はない」