Act.5 セーラー・スターズ編1(完結)
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ホスト部の部室を開けると
ハルヒと鏡夜とモリ以外のホスト部メンバーは
森羅の新しい制服姿に目を輝かせていた
環「な、な、なんて可愛いんだ~!!
お前の美しい黒髪に負けない紺のセーラー服が
より森羅の可愛さを際立たせているぞ!!
カメラ!!カメラは何処だ!?」
光「…殿キモ~い」
馨「…森羅に触らないでくださ~い」
環から森羅を奪い取ると
二人は後ろから森羅を抱きしめていて
双子の態度に環はギャンギャンと騒いでいる
ハニー「でも合格出来て本当によかったね~♪」
モリ「…あぁ」
『勉強教えて頂いて、本当にありがとうございました!』
鏡「まぁ、ほとんど俺とハルヒが教えてたもんだけどな」
ハルヒ「確かに」
環と双子は先に誰が森羅に勉強を教えるかでケンカになり
ハニーは森羅の隣でケーキを貪り
モリはそんなハニーを黙って見守っていた
その為、勉強は鏡夜とハルヒが教えていたのだ
ハルヒ「辛い受験を乗り越えたんだから
その分これから色々楽しめたらいいね」
鏡夜「部活動は入るのか?」
『十番高校は音楽関係の部活が吹奏楽部しかなくて
吹奏楽部はピアノを使わないので入りませんでした!
ただ、音楽の先生に相談したら
放課後は好きにピアノを使っていいって仰って下さったので
ホスト部に行かない日は、使わせて頂くつもりです!』
鏡夜「…そうか、頑張れよ」
『はい!!』
森羅はそっと双子の側を離れると
ピアノに駆け寄っていく
その後ろ姿をホスト部は見つめていた
ハニー「…いつも通りに見えるけど~」
モリ「…あぁ」
環「…やっぱりまだ忘れられぬのだな」
光「…………」
ハルヒ「…時々悲しそうな顔をしますが
確実に少しずつ元気になっているとは思います」
鏡夜「…今はそっとしていてやろう」
馨「…森羅」
ベンヌと別れたあの後も森羅はずっと泣き続けていて
ハルヒとホスト部に支えられながら家に帰った
3日後にホスト部に来た森羅は
いつもの笑顔をホスト部に向け
いつもと変わらず姫達と会話を楽しんでいたが
無理をしているのは明らかだった
そんな森羅を見て
ホスト部は森羅を見守ろうと決めた
早くいつもの森羅に戻ることを祈って