Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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『はぁ…はぁ…っ………』
ベンヌの前で泣かないようにしていたため
今、その思いが溢れてしまう
彼に伝えたかった事が他にもいっぱいあったのに
『…エリュシオンにも…私のピアノが届くくらい
素敵なピアニストに…絶対なってみせるから!!
いつも私を助けてくれて相談もいっぱい聞いてくれて
…本当に…ありがとう!!』
森羅は泣きながら
フェニックスが消えた空に叫び続ける
『…好きだった…ベンヌの事が本当に大好きだったよ!!』
環「森羅…」
光・馨「「………」」
ハニー「…森羅ちゃん」
モリ「…………」
鏡夜「…………」
ハルヒ「…森羅」
ピィーーーーーーーーーーーーーーー
『!!』
森羅の目の前にブルーノが現れると
嘴から赤い羽を一枚落としていった
『…っ…ありがとうブルーノ……』
私の初恋は漫画のように
甘くハッピーエンドとはならなかったけど
貴方との出会いは私自身を強くさせてくれた
赤い羽を拾い胸に抱き寄せると
まるで貴方が側にいてくれるような
そんな温かい気持ちになる
私は暫くその場から動けなくて涙を流し続けた
少しの胸の痛みと夢への希望を抱いて
最終話 End
→セーラー・スターズ編に続く