森羅は静かに着地すると
平和な世界に安堵したらゆっくり声をかけた







『ベンヌ…出てきて？』






すると光の中から出てきたベンヌは
ゆっくりと森羅の前に立った






『一緒に来て欲しいところがあるの…いいかな？』


ﾍﾞﾝﾇ「…わかった」






森羅の差し出した手をベンヌが掴むと
二人の翼は羽ばたきその場を後にした

セーラームーンとちびムーンは
二人の様子を寂しそうに見つめていた




















その頃ホスト部は空が明るくなり
街が元通りになっていく様子に喜んでいた時






ハルヒ「…環先輩、森羅が…」


ホスト部「「「え！？」」」







群青色と水色のグラデーションドレスを着た
森羅に驚いていると
目の前に赤色と金色の髪をポニーテールにした
金色の瞳の青年が現れた






環「…あれは誰だ？」


ハニー「カッコいい人だね～…」


モリ「……」


鏡夜「…赤と金色…」


光「！！」


馨「…じゃあ、あいつが」


ハルヒ「森羅の好きな人…？」








森羅が差し出した手をベンヌが掴むと
二人の背中にある赤い翼が広がり空に羽ばたいていく







環「！！…飛んだ！？」


光「どこ行くんだあいつら！！」


ハルヒ「…多分」







ハルヒの言葉に鏡夜が携帯に連絡を入れ
数分して車が来ると目的地に向かって行った