Act.4 デッド・ムーン編(完結)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
エリオス「私達は守護するものでありながら
ゴールデン・クリスタルとレッド・ウィングを
守れませんでした」
ベンヌ「その結果…この星も貴方達の体も
奴等の闇の呪いを受け闇に犯されてしまった」
エンディミオン「このエリュシオンは
地上の人々の夢のパワーで支えられている世界なんだね」
ベンヌ「はい…でももう終しまいです
私達は人々の大切な夢を守れなかった
デット・ムーンのせいで人々の夢見る力は
完全に失われてしまうでしょう…」
エンディミオン「…本当にそうだろうか?」
エンディミオンはゆっくりと
黒い薔薇が生えている所に近付き森羅も静かに寄り添う
エンディミオン「人々から夢見る力を奪うなんて事が
本当に奴等に出来るのだろうか?
いや、人の夢を奪うなんて事が
本当に誰かに出来るのだろうか?」
エリオス・ベンヌ「「…………」」
『そんな事…出来る訳ありません』
森羅はゆっくりとベンヌの前に膝を付くと
ベンヌの右手を両手で優しく包み込んだ
『どんな暗闇に包まれても
人々の夢見る力は世界に必ず希望の花を咲かせます
捨てようと思っても捨てられないもの
…それが夢ではないのかしら?』
ベンヌ「!」
『ねぇベンヌ…どおして貴方は今まで
人々の夢を守ってくれていたの?』
ベンヌ「…それが俺の使命だから」
『…本当にそれだけ?』
ベンヌ「…いや、俺は夢が好きだから
美しい夢を持つ人々が好きだから
その夢を守るのが…俺の夢だから!」
ベンヌは真っ直ぐ森羅を見つめる
森羅はエリオスを見るとエリオスは頷き頭を垂れた
『…もうその夢は失われてしまったの?』
ベンヌ「いいや、決して失われない」
辺りが光り輝くと森羅とベンヌは
いつも二人が会っていた美しい森にいた
『ベンヌお願い…この世界を
皆の夢を守るために私に力を貸して!!』
ベンヌ「俺からも頼む…俺と一緒に皆の夢を守ってくれ
…これが俺が持っている夢の力の全てだ」
森羅が瞳を閉じた瞬間
ベンヌが森羅の腰を引き寄せると優しくキスをした