Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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もう昔の事だ…
昔、月にはシルバーミレニアムという
光溢れる王国があった
その王国はセレニティーという女王が治め栄えていた
そしてそのシルバーミレニアムを
冷たい小惑星の闇の中から見つめている闇の女王がいたのだ
闇の女王は月の王国の繁栄が妬ましかった
何とかしてその王国を自分の物にしたかった
やがて闇の女王は不思議な力を持つ
ゴールデン・クリスタルとレッド・ウィングの存在を知った
その二つのパワーさえあれば月の女王に負けない
いや、それどころか宇宙の全てを支配出来る
ゴールデン・クリスタルとレッド・ウィングは
地球の聖地で二人の少年と青年に守護されていた
その一人が妾の前に現れた
美しい赤と金の髪と綺麗な金色の瞳
背中に赤い羽を生やしたその青年
『…まさか…ベンヌの事?』
ネヘレニア「…闇の女王でも理解し難い感情だった
何故だかその時、闇の女王は羽の力だけでなく
その少年も欲しくなったのだ!
…レッド・ウィングの力を使い共に世界を支配しようと
そう青年に持ちかけたのだ」
(ベンヌ「…このレッド・ウィングは持ち主を自分で選ぶ
もし貴方が美しい夢の持ち主なら
この羽を手にすることが出来るだろう
しかし、もしそうでなければ
…悪しき心を持つ者として罰せられる」)
聖なる炎により闇の女王は
レッド・ウィングを手にするどころか
月の女王によって新月の闇の中に封印されてしまったのだ
ネヘレニア「…でも闇の女王はチャンスを伺っていたのだ!!
ゴールデン・クリスタルとレッド・ウィングがあれば
結界の外へ出ることが出来る!!
そして待ち望んでいた日食の日、一族の者を放った
欲しかった青年は手に入れられなかったが
もう一人ゴールデン・クリスタルを守護する少年を
捕らえることが出来たのだ!!」
『それが…彼なのね』
アースは上空に蜘蛛の糸で吊るされている少年を見つめると
悲しそうに眉間にシワを寄せネヘレニアに叫んだ