Act.1 ダーク・キングダム編(完結)
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~桜蘭高校 第三音楽室~
ホスト部の面々が到着すると、嗣郎は森羅に怒っていた
シロ「なんだよ!?いきなり引っ張って!!」
『……嗣郎君はどうして、ホスト部に来てたの?』
シロ「!!……それは」
嗣郎は黙って話さないが、森羅は笑顔で声をかけた
『嗣郎君が、ホスト部の皆みたいになるのは無理だよ?
だって…嗣郎君が喜ばせたいのは雛ちゃんだけでしょ?』
シロ「!!………いーよ、もう時間無いし
せめてあいつが弾いてるとこ、見ときたいんだ」
森羅は静かにピアノの前に座ると鍵盤に手を置いた
『今の課題曲…ピアノ・ソナタ16番
イ短調 第一楽章 シューベルト 連弾用だよね?』
シロ「え……」
森羅が曲を弾き初める
その曲はまさにさっき雛がピアノで演奏していた曲だった
シロ「…すげぇ……」
双子「「さすが森羅……」」
環「あの子が弾いたのを
そのまま覚えるなんて…さすが我娘だ!!」
鏡夜「楽譜を見ずにあそこまで弾けるものなんだな」
ハニー「さっきまでおどおどしてた人とは別人さんだね~♪」
モリ「……ああ」
ハルヒ「森羅……」
ハルヒはピアノを弾く森羅を優しく見つめていた
『雛ちゃんは嗣郎君と一緒に弾きたがってたように見えたよ?
私、毎日放課後練習付き合うから一緒に頑張ろう
!』
そう言う森羅に嗣郎は、コクンと頷き
森羅の演奏を最後まで黙って聞いていた