Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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次の日の朝
森羅は外の光景に言葉を失っていた
『…なに………こ、れ………』
外にある建物が全て蜘蛛の糸に覆われていた
『…どうして…』
するとモンレーヴ・パリエが輝き
鳥籠の中からフェニックスが現れる
(「…とうとう奴等がこの世界に闇を持ち込んで来た」)
『闇…?』
(「俺達を捕まえる為に…森羅達の世界を
闇に染めようとしてる」)
『!!…あれはフェニックス達を
捕まえようとしている人達の仕業なのね!?』
(「…森羅…お前に…さよならを言わないといけない」)
『え』
森羅はモンレーヴ・パリエを持つと
外に行き玄関の扉を閉めた
『…どうしてなの…?』
(「俺には果たさなければならない使命がある
…ゴールデン・クリスタルとレッド・ウィングの
力を解放出来る人を一刻も早く見つけなければいけない
その使命を果たさないと、この世界も俺達の世界も
デッド・ムーンに滅ぼされてしまう…」)
『…その二つの力を解放出来る人を見つければ
世界は救われて…貴方と…さよならしなくていいのね?』
(「…………」)
『…私が一緒に探す!!必ずその人を見つけてみせるから
だから…っ………さよならなんて言わないで!!!!』
(「!!」)
森羅の瞳から大粒の涙がこぼれ
モンレーヴ・パリエに降り注ぐ
(「お前の気持ちは嬉しい…けど分かれよ
俺は森羅を危険な目に遇わせたくないんだ!!」
(『!!』)
フェニックスの苦しそうな表情と言葉に胸が締め付けられる
『…フェニックス』
(「…これ以上いるとお前を悲しませる」)
するとモンレーヴ・パリエが薄く消えかけると
森羅は離さないように強く握りしめた
(「森羅…頼む……っ…その手を離してくれ…!」)
『いや!!離さない!!だって…フェニックス私に言ったわ
貴方には私の夢の光が必要だって!!
私が夢を信じている限りいつも側にいてくれるって!!』
(「!!」)
『私はどんな時も夢を捨てたりしないから
だから離さない!!…っ……離さないんだからぁぁ!!』
森羅は涙を流しながら
モンレーヴ・パリエを強く強く抱き締めた