Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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『…あの光は?』
フェニックス「…あれは俺達の住む世界、"エリュシオン"」
『フェニックス達が住む世界…見てみたい』
フェニックスは翼を広げ、森羅の腕を足で掴んだまま
森羅と一緒に羽ばたいていく
『フェ、フェニックス!?』
フェニックス「…大丈夫だ」
上空を飛んでいると輝く光の方へ飛んだ時
森羅を温かい光が包んだ
森羅が目を開けたとき
森羅の想像していた世界と違う世界に驚愕する
『…これ…って………』
そこは暗く星もない空
木々や植物は枯れ、土や湖は干からび
動物達はクリスタルの中に氷ついていた
『…これが…フェニックスの世界?…』
フェニックス「あぁ…エリュシオンは地上の人々の
美しい夢の中で支えられていた世界だった…ところが」
ゴールデンクリスタルとレッド・ウィングを狙う者達が
エリュシオンを攻めてきた
その物達…"デッド・ムーン"
新月の混沌とした死の月の者達
ゴールデンクリスタルとレッド・ウィングを
デッド・ムーンに渡してしまったら
エリュシオンだけでなく
地上世界も暗闇に堕ちてしまう
フェニックスの仲間はデッド・ムーンに捕まってしまい
途方にくれ絶望していたフェニックスは
美しい夢の輝きを見つけ導かれるまま
その光を目指して飛んで行った
そして…森羅に出会った
美しい夢の結晶さながら、光輝く森羅を
虹色の森に戻るとフェニックスは優しく森羅を降ろし
森羅から離れると上空を飛んでいた
フェニックス「…今は、お前の光が見えない」
『え』
フェニックス「新月の魔法がお前の大切な夢を影で覆い隠したんだ」
『…大切な…夢…』
フェニックス「思い出せ…お前の光輝く大切な夢を!
…っ…じゃないと…もうお前を…見つけられなくなる」
『!!』
フェニックスの言葉に森羅は衝撃を受ける
『それってもう…フェニックスに…会えないってことなの?』
森羅の胸が苦しくなり、何かが込み上げてくる
『…そんなの…嫌だ…いや、いやぁぁぁ!!!!』
森羅は泣きながらフェニックスに駆け寄ると
上空に佇んでいた新月から、強い光が注ぎ
少女だった森羅は元の大きさに戻っていた
新月は消え、新月が消えた所には1つ星のように
森羅の夢の輝きが強く輝いている
その光景にフェニックスは目を開いた