Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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森羅は久しぶりに桜蘭高校に来ていた
すれ違っても自分を見てこそこそ話す人がいない事に安心する
鳥小屋の前に立ち深呼吸をして中に入ると
いきなりブルーノが私に向かって飛んできた
『きゃあ!?ま、待ってブルーノ/////』
烏丸「…久しぶりだね、森羅ちゃん」
「!…大和先輩」
森羅は一瞬俯いたが、直ぐ顔をあげると
二人は見つめ合った
烏丸「…もしかして、あの時の返事聞かせてくれるの?」
『はい…』
森羅は鞄を持つ手を強く握り締めた
『…ごめんなさい』
烏丸「…そっか」
烏丸は悲しそうな顔をするが、すぐに笑顔になる
烏丸「僕に気を使って
もうここには来ないとか言わないでね?」
『!?……また遊びに来てもいいんですか?』
烏丸「勿論…僕もブルーノもみんな君を待ってる」
『…っ…ありがとう…ございます、大和先輩…』
烏丸の優しさに涙を流しそうになるのを
ぐっと堪えた森羅はまた鞄を強く握り締めた
そんな二人の会話を光と馨は俯きながら聞いていた
*~**~*
しばらくして森羅は鳥小屋から出ると
俯いたままゆっくり部室に歩いていたら
誰かとぶつかってしまった
『すいません!よそ見して…先輩…』
光「…遅いから迎えに来た」
馨「久しぶりに森羅のピアノ聞けるから楽しみでさ!」
『…ふふ、先輩達に会えない間も
しっかり練習はしていたので任せて下さい!』
光・馨「「…………」」
『…先輩?』
馨「…何でもない、行こう?」
『はい!!』
光「…ああ」
森羅は光と馨の前を歩いていくと
光は目の前の森羅を見つめていて
馨はそんな光を寂しそうに見つめていた
馨「(もし僕達が告白したら
森羅は烏丸の時みたいに断るのかな?)」
そう思ったら森羅に近付くのが怖い
でも、森羅が他の誰かの物になるのは
もっと怖いんだ
それが大好きな光だったとしても