Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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森羅は慎吾と亜美と三人で
ゴムボートに乗っていた
『…慎吾君、さっきは連れ出してくれてありがとう
亜美ちゃんも…気を使わせてごめんね?』
慎吾「ぼ、僕は別に/////」
亜美「私もよ?森羅ちゃんと慎吾君と
ゴムボートに乗りたかっただけだもの!」
『…ありがとう』
二人の優しさに胸が温かくなった瞬間
いきなり水面が浮いたと思ったら
さっき亜美をナンパした人が現れた
慎吾「こんな所まで来て…しつこい男は嫌われるぞ!」
「ガキは引っ込んでて」
慎吾「ガキじゃない!!」
「うるさいわね…邪魔しないで頂戴!!
(本当はもう一人の女の子の方がタイプだけど、仕方ないわ)」
男は指を鳴らすと
慎吾と森羅の座っていたゴムボートに穴が空き
二人は海へと沈んでいく
亜美「森羅ちゃん!!慎吾君!!」
亜美は海に飛び込むと
森羅が慎吾を助けるようにジェスチャーするのを確認して
慎吾を助けに向かった
森羅は海面に顔を出して息を整えていると
鏡夜「森羅!!」
『鏡夜先輩!?』
目の前には海上バイクに乗った鏡夜がいた
鏡夜「潮の流れが早くなって
波も高くなってる…急いで戻るぞ!」
『は、はい!!』
鏡夜の伸ばした手を掴もうとしたら
高い波が押し寄せ
二人は波にのまれてしまった
『!!』
鏡夜「森羅!!」
鏡夜は海上バイクを乗り捨て森羅を抱きしめると
そのまま波に流されていった
*~**~*
森羅と鏡夜がたどり着いた所は
何処かの洞窟だった
『…っ…ごぼごほ!!』
鏡夜「…っ……大丈夫か?」
『…はい、もう…大丈夫です…ここどこでしょうか?』
鏡夜「…潮の流れと地理的に俺達がいたビーチの
数キロ離れた洞窟だろう
俺のボディガードにビーチ周辺の孤島や洞窟は
把握させてあるから、俺がいないのを確認して
すぐに救助隊を寄越す筈だ」
『…さすが鏡夜先輩ですね、安心しました』
鏡夜「…………」
『!!』
森羅は鏡夜の右腕から血が出ているのに気付くと
慌てて声をかけた
『腕から血が!!』
鏡夜「あぁ…さっき岩にでもぶつけたんだろう?
かすり傷だ、すぐに止まる」
『そのままだなんてダメです!!』
森羅は自分が来ていたパレオを脱いで
口でパレオを破ると鏡夜に近寄った