Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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『でも…ホスト部にも…もう来ません』
ホスト部「「「「「「!!!!」」」」」」
『こんな気持ちのまま…演奏なんて出来ません!!』
すると後ろから、ハルちゃんが現れた
ハルヒ「やっと見つけた!皆さん何でここに…森羅?」
私の異変にすぐに気付いたハルちゃんは
すぐに駆け寄ってくれた
ハルヒ「どうしたの…何かあった?」
『…ごめんねハルちゃん
桜蘭でのお手伝いもう出来なくなっちゃったの』
ハルヒ「え!?どうして」
『私今日はもう帰るね?
ホスト部の皆さん…大和先輩…今までお世話になりました』
泣きたくなんかなくて俯きながら
少し早歩きで扉に向かっていた時だった
ピィーーーーーーーーーーーーーーーー
『!!』
振り向くとブルーノの黄色の瞳と目が合って
今まで我慢していた涙が頬を伝っていた
『…っ…ごめんね!!』
ハルヒ「森羅!!」
そのままホスト部の皆さんの横を通りすぎると
全速力で校門に向かって走った
*~**~*
森羅が出て言った鳥小屋は
鳥の鳴き声以外無音の状態だった
ハルヒは烏丸から今までの経緯を聞くと
静かに光と馨に振り返る
ハルヒ「ねぇ光に馨…森羅にそんな事言ったの?」
光・馨「「…………」」
ハルヒ「環先輩も皆さんも…何でこんな新聞記事じゃなくて
森羅の言葉を信じてあげなかったんですか?」
ハルヒの言葉に何も言えず全員黙ってしまう
烏丸「…ちなみにこの記事の写真は
ブルーノが求愛行動の末に生きた雀を嘴に咥えてきて
驚いた森羅ちゃんが、僕にしがみついただけの写真
それに…僕からの告白の返事なんて結果はわかってるよ」
光「え?」
馨「…どういう事?」
烏丸「…森羅ちゃんはブルーノを通して誰かを見てた
それが誰かはわからないけど、とても大切な人なのは
ブルーノの接し方で何となく分かる…それでもよかったんだ
森羅ちゃんはブルーノや他の鳥達にも優しかったし
何より嬉しそうだったから
この鳥小屋が森羅ちゃんにとって心のオアシスなら
僕の思いが届かなくたって
いつでも遊びにこれるようにしようって…」
光「烏丸…」
馨「…じゃあフラれるの分かってて森羅に告白したの?」
烏丸「…そうだよ」