Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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鏡夜「光、暴力はよせ」
光「…っ……」
何故か先輩達の空気や態度がいつもと違っていて
先輩達の顔を見てもすぐに逸らされてしまう
鏡夜「…森羅が誰と付き合うかは問題ではないが
こんな形で報告されてはお客様が混乱してしまうだろう」
『わ、私は本当に大和先輩とは何も』
ハニー「烏丸君は森羅ちゃんの事、好きなの?」
烏丸「…はい、好きです」
ホスト部「「!!」」
『…え』
私の前にいた大和先輩は私に振り向くと
悲しそうに微笑んでいた
烏丸「こんな形で告白してごめんね?
君とここで過ごす時間は僕に取って
とても大切な時間だったんだ」
『大和…先輩』
先輩の言葉に何て返事をしたらいいか
いきなりの告白もあって上手く頭が回らないでいたら
馨先輩が声をかけてくれた
馨「…森羅、返事してあげたら?」
『…え?』
馨「烏丸の事が好きじゃないなら…簡単に断れるだろう?」
『…………』
先輩の告白を断ってしまったら
もう、ここには気軽に遊びに来られなくなる
それはすごく嫌で、馨先輩の言葉に黙ってしまった
馨「…っ…何で、ハッキリ言わないんだよ!!」
『!?』
馨先輩の初めて聞く怒鳴り声に体が無意識に強張った
馨「…烏丸と付き合ったって森羅とは
住む世界が違うんだから一緒にいたって絶対後悔する」
『…………』
光「あんまここに来ない方がいいんじゃない?」
鏡夜「お前はホスト部の手伝いという理由で来ているんだ
他のお客を困惑させない為にも
しばらくは控えた方がいいだろう」
『…………』
環「…森羅」
環先輩が私の両肩に優しく手を置いてくれたけど
我慢の限界だった
『環先輩は…他の先輩達は私を信じて下さらないんですか?』
環「…森羅?」
『馨先輩の言葉…だったらホスト部の皆さんと私も
住む世界が違うから…後悔するんですか?』
馨「!!」
『私は…先輩達と一緒にいて…後悔した事は
一度も…ありません』
ハニー「…森羅ちゃん」
モリ「…森羅」
左手に重ねていた右手を強く握りしめる
『でも今は…後悔…しています』
環「!!…森羅、俺達はお前を」
『ここには…もう来ません』
全員「「!!」」
烏丸「…森羅ちゃん」