Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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鳥小屋を出て広い庭に行くと
烏丸先輩は手袋をしてブルーノを自分の手に乗せる
烏丸「少し見てて?」
『は、はい!』
先輩が大きく手を振るとブルーノは空高く飛んでいく
ブルーノの飛ぶ早さに驚いていると
いつの間にかブルーノが見えなくなった
ピィーーーーーーーーーーーーー
先輩は指を使い口笛を鳴らすと
遠くにいたブルーノが戻ってきて先輩の腕に止まった
『せ、先輩スゴいです!!
どうしたらそんな綺麗な口笛が吹けるんですか!?』
烏丸「練習とあとは…ブルーノとの絆かな?」
『絆?』
烏丸「動物はその相手が自分をどれだけ大切にしてくれるか
ちゃんと分かってるからね」
『(…私がフェニックスを大切にしている気持ちも
いつか、分かってくれるかな…?)』
ふと、そんな事を思っていると
烏丸「じゃあ藤岡さん、やってみようか?」
『…え…えぇ!?』
先輩のいきなりの言葉に驚きを隠せなかった
『わ、私無理です!!
先輩みたいに綺麗に口笛吹けないし!!』
烏丸「…でもブルーノはやりたそうだよ?」
『え?』
ブルーノは森羅の肩に乗ると
直ぐに森羅の手袋の上に乗った
『…先輩ご指導して頂けますか?』
烏丸「…もちろん」
先輩に指導してもらい
ブルーノを腕に乗せると深呼吸をする
『…ブルーノ!!』
大きく手を振ると
ブルーノは空高く飛んでいき見えなくなる
しばらくして指を使い口笛を吹いた
ピィーーーーーーーーーーーーー
『!!…上手く鳴らせた/////』
烏丸「いい感じだね!」
ブルーノはゆっくり大空を舞い地上に降りてくると
腕に乗ったとき
ブルーノの嘴には雀が咥えられていた
『きゃあ!!』
烏丸「!」
いきなりの光景に思わずブルーノを離してしまって
先輩にしがみつくと先輩は私の肩に手を置いて支えてくれた
烏丸「…求愛行動だね
君に雀をプレゼントしたかったんだよ
雄は雌に食べ物を与えるのが習性だから」
『そうだったんですね!
どうしよう…ブルーノに酷い事しちゃいました』
烏丸「大丈夫だよ…もう自分で雀食べてるし
…グロいからあんまり見ない方がいいよ」
『は、はい…』
ふと、先輩にしがみついていた事に驚いて恥ずかしくなると
すぐに離れた